上海浦東空港(PVG)のエアチャイナファースト&ビジネスラウンジは、エアチャイナのファーストクラスやビジネスクラスに搭乗する人だけではなく
- スターアライアンス系列のファーストクラス&ビジネスクラス搭乗者
- スターアライアンスの上級会員
であれば利用することが可能なラウンジです。
僕ら夫婦は、バンクーバー行きのスターアライアンス系列であるエアカナダのビジネスクラスに搭乗する前に利用してきました。
食事やドリンクは充実しており、無料でシャワーを浴びることが出来るだけではなく個室の仮眠室でベッドに横になって過ごせるクオリティの高いラウンジでした。
実際に訪れてみた経験をもとに、どんなラウンジだったのか?詳細を綴っていきます。
関連:【エアカナダビジネスクラス搭乗レビュー】上海浦東⇒バンクーバー AC26便 B787-9
目次
エアチャイナ ファースト&ビジネスラウンジの場所
保安検査場を抜けると「First Class lounge」というサインボードがあるので、それに従って進みます。
「ん?ファーストクラスラウンジだとビジネスクラス利用者じゃ入れないのでは?」と思うかもしれませんが、ラウンジ名の通りファースト&ビジネスとなっているので、ビジネスクラス利用者でも問題なく入れます。
少し歩くとサインボードの誘導が出てきます。誘導の通りにエスカレーターで上の階に上がります。
上の階に上がると飲食店が並んでいるのですが、先に進んでいくとエアチャイナのファースト&ビジネスクラスラウンジの入口が現れます。
エアチャイナ ファースト&ビジネスラウンジ内の様子
エアチャイナビジネスラウンジは、2階建てとなっており、一般的な座席と食事・ドリンクサービス、無料WiFiの他に
- シャワールーム
- 仮眠室
がありますので、ぞれぞれご紹介します。
座席
まずは1階部分の座席です。1階部分は飲み物のみの提供となっているので、かなりガラガラでした。落ち着いてゆったり過ごしたい人は1階がおすすめです。
上記写真のようなソファ席がほとんどです。
別の場所からの写真です。ほとんど人がおらず、ラウンジ自体がかなり広いので、独り占めしているかのような気分を味わえました。激混みしている日本の空港ラウンジとは大違いですね。
座席ごとにコンセントがないので、もしコンセントを利用したい場合は、探してみてください。数は少ないですがいくつかありました。
エスカレーターで2階に上がります。ご覧の通りガラガラだった1階と比べて、座席数に対して3〜4割くらいの人がいました。1階同様に2階部分もかなり広いです。
照明によって座席の明るさに違いがあったり、座席の形が違ったりするので、お気に入りの座席を探すのも楽しみの一つだと思います。
ただし、広いがゆえに食事が置いてある結構歩かなければいいけない座席もあります。食事に近い場所は混雑気味で、遠くなるほど人がいなくなる感じでした。
こちらのような半個室タイプの座席も。
食事・ドリンク
1階はドリンク類の提供のみとなっておりバーカウンターがありました。注文すれば好きなカクテルを作ってくれます。
僕はハイボールにレモンを追加注文して美味しくいただきました!
2階にもワインなどが置いてあります。
1階にも2階にも缶ビール、缶ジュース、水などのドリンクが冷蔵庫にどっさり入っています。
食事は2階席のみ。ラウンジでよくあるビュッフェ形式。中華料理がメインです。
酸辣湯は胡椒の味しかしないほど味のバランスがおかしかったですが、他の料理は割と美味しかったです。特に鶏肉料理が好みでした。
無料WiFi・ビジネスデスク
ラウンジ内には専用の無料WiFiが使えるようになっていますが、ここは中国です。
VPN対策をしていないと、Googleやyoutube、その他の各SNSに繋ぐことが出来ないので、WiFiはあるけど何も出来ない状態で困ると思います。
中国入国前にぜひVPN対策を!
インターネットに接続されているパソコンがズラッと並んでいる部屋です。自由に利用可能です。もちろん無料です。
シャワールーム
シャワールームを利用する場合は、ラウンジ2階の受付でシャワールーム用の鍵をもらう必要があります。その際、パスポートと搭乗券の提示を求められます。
鍵をもらって中に入ると、シャワーとトイレがあります。
手すりにかかっているのは、バスマットとスリッパです。
シャワーは天井から降ってくるオーバーヘッドタイプと取り外しが可能なハンドタイプの2種類。水圧、水温共に快適です。
バスタオルと小タオルも用意されているので、自分でタオルを準備しておく必要はありません。
もちろんシャンプー、コンディショナー、ボディソープも用意されています。
洗面台には綿棒や歯ブラシ、ミネラルウォーターまで揃っており、まるで高級ホテルのようです。
トイレまわりもしっかりと清掃が行き届いていて、安心して快適に利用することが出来ました。
ちなみに、コンセントもあるので何か電化製品を利用したい場合に便利です。日本のコンセントをそのまま差し込んで利用可能です。
仮眠室
エアチャイナファースト&ビジネスラウンジの最も目玉サービスと言っても過言ではないのが無料で利用できる個室の仮眠室です。
こちらもラウンジ2階の受付で仮眠室専用の鍵をもらう必要があります。
驚くことに、鍵をもらう時に「指定の時間に起こしましょうか?」と声をかけていただきました。
そうなんです。起きたい時間を知らせてお願いすれば、起こしてくれるサービスまであるんです。ほんとにスゴいサービスです。
仮眠室内は、写真の通りベッドになっており完全にビジネスホテルみたいでした。
室内用スリッパとミネラルウォーターまで準備されていました。
まとめ
食事やドリンク、シャワーなどのサービスはもちろん安定した充実感がありましたが、なんと言っても仮眠室の存在は感動的でした。
とても快適に過ごせるラウンジなので、ぜひ楽しみに訪れてみてくださいね。
中国では自由にネットサービスを利用できないので、事前にVPN対策をお忘れなく!
ラウンジの後はエアカナダのビジネスクラスに搭乗しました。機内の様子もレビュー記事を書いていますので、ぜひ合わせてどうぞ。
関連:【エアカナダビジネスクラス搭乗レビュー】上海浦東⇒バンクーバー AC26便 B787-9