ヨーロッパ周遊旅行やフライトの都合上
- ミュンヘンからウィーン
- ウィーンからミュンヘン
を移動する人も少なくありません。
そして、かなり詰め込むハードな1日になると思いますが、上手に計画を立てれば日帰りでも訪れることができ、料金も思っていた以上に安いです。
そこで気になる移動手段。
「ミュンヘン⇔ウィーン間はどうやって移動したらいいの?」
という疑問に答えるべく、移動手段を細かくまとめておきますので、ご参考になれば幸いです。
目次
ミュンヘン⇔ウィーンへの行き方・アクセス方法
ドイツ・ミュンヘン(Munich)⇔オーストリア・ウィーン(Vienna)間の移動手段は
- 飛行機:約1時間/約13,000円〜
- 電車(DB):約4時間半/約3,800円〜13,000円(29.9ユーロ〜)
- バス:約5〜6時間/約2,500円〜(19.99ユーロ〜)
の3つの方法があります。
結論から先にどんな人に何がおすすめかを述べると
- 短時間で行きたい⇒飛行機がおすすめ
- 安く行きたい⇒バスがおすすめ
です。
電車はほとんどの場合で乗換があるため、大きな荷物を持っている方にとっては移動するのが面倒で、現地でチケットを手配する場合は全て英語対応になるので難易度が高く感じる人もいるかもしれません。ただし工夫をすれば簡単なので後述します。
それぞれの方法についてメリット・デメリットを詳しくご紹介していきます。
飛行機でミュンヘン(MUC)⇔ウィーン(VIE)間を移動する方法
ミュンヘンからウィーンまでは直行便が飛んでおり約1時間でアクセスすることができます。直行便の料金は13,000円〜。レガシーキャリアのオーストリア航空が就航しています。
フライトでかかる所要時間は短いですが、2都市の空港⇔市内の移動時間とチェックイン時間を踏まえて合計所要時間は最低でも約4時間かかることを見越しておきましょう。電車やバスに比べると約1〜2時間早く行けます。
費用を抑えたい場合は、LCCの乗継便を組み合わせれば8,000円以下の航空券もあります。ただしフライト時間が5〜7時間になりますし、乗継待ちが2時間程度しかありません。
もしミュンヘン発の飛行機が遅延してしまうと乗継便に乗れないリスクもあるので、乗継便はあまりおすすめできません。
上記はスカイスキャナーで検索した値段です。
公式ページ:スカイスキャナー
飛行機のメリット
他の移動時間に比べて移動時間がやや短いです。
飛行機のデメリット・注意点
それぞれ空港⇔市内までの移動にかかるお金を合わせると、安くても1.6万円はかかり他の移動手段に比べて料金が約1万円高い点です。(※リスクの高いLCCの乗継便は選択肢から除外した場合)
また、ドイツ内の空港ではストライキがよく起こることで有名です。タイミング悪くストライキとかぶってしまうと飛行機が欠航・遅延になります。すると、その後の計画が全て台無しになってしまいます。
「何が何でも予定が狂うことは避けたい…」と思う人にとっては他の移動手段を検討された方がいいと思います。
また早朝便が無いため、日帰りで往復したい場合は、電車やバスを組み合わせる必要があります。
電車(DB)でミュンヘン⇔ウィーン間を移動する方法
ミュンヘン⇔ウィーン間は電車(DB)で行くことが可能で1日に何本も運行しています。所要時間は約4時間半、料金は約3,800円〜(2等)。1等席だと料金が高くなります。発着駅は以下です。
- ミュンヘン中央駅:Munich Hbf(Munich Hauptbahnhof)
- ウィーン中央駅:Vienna Hbf(Vienna Hauptbahnhof)
電車(DB)のチケットは当日に駅で購入することも可能ですが、ネット予約よりも高くなることが多いので事前にネット予約するのがおすすめです。
公式ページ:DB
英語での予約が難しいと感じる方やヨーロッパ周遊旅行を計画している方は、ヨーロッパ内の国鉄が乗り放題になるユーレイルグローバルパスという鉄道パスがあるので、購入を検討してみるのもありだと思います。
日本語サイトで予約できるだけではなく日本語でのカスタマーサポートもあります。ただし手数料が取られるのでやや割高になります。日本語サイトは以下の公式ページをチェックしてみてください。
公式ページ:レイルヨーロッパジャパン
電車(DB)のメリット
合計所要時間が飛行機と同じくらいなので、短い所要時間の中では最安値です。そして、ヨーロッパ鉄道旅を味わうことが出来ます。
1日に運行している本数も多いので日帰りも可能です。
電車(DB)のデメリット・注意点
一部のRJ列車を除いてほとんどがザルツブルグでの乗換が必要になります。やや複雑で面倒です。特に海外旅行慣れしていない人にとっては難しく感じるかもしれません。
荷物が多い人にとっては乗換があると苦痛に感じるかもしれませんが、もし日帰や1〜2泊程度の短期滞在なら移動前日に宿泊するホテルに荷物を預けて移動すると快適です。
バスでミュンヘン⇔ウィーン間を移動する方法
ヨーロッパでは定番のFlixBusのバスの場合だと片道19.99ユーロ(≒2,500円)〜、所要時間約5〜6時間です。旅程が決まっている場合は、なるべく早めに購入したり、セールのタイミングが上手く噛み合えば上記料金よりも安価なチケットを購入できます。
主な路線は、ミュンヘン中央駅からウィーン国際バスターミナルを結ぶ路線で、1日11本運行しています。発着駅は以下です。
- ミュンヘン中央駅:Munich Hbf(Munich Hauptbahnhof)
- ウィーン国際バスターミナル:Vienna Erdberg(【VIB】Vienna International Busterminal)
公式ページ:FlixBus
バスのメリット
移動手段の中で最安値です。乗換の必要がない直行便です。
またFlixBusの場合は、他の移動で1回乗車しておくと次回以降利用できるFlixBusのクーポンがもらえる事が多いです、そのため、当区間に乗車する前にFlixBusを利用していると片道19.99ユーロ(≒2,500円)以下で乗車することも可能です。
早朝から深夜まで幅広く運行しているため時間帯を選べるだけではなく、深夜1時台の夜行バスに乗車すれば翌朝7時くらいに到着するので、宿泊代と時間を節約することも可能です。(かなり体力を消耗しますが…笑)
バスのデメリット・注意点
荷物が多いと追加料金が発生します。バスに大きな荷物を預け入れる荷物サイズが80 x 50 x 30 cm合計20 kg1個までと決まっています。量と重さが超える場合は追加料金を支払えばOKです。
上記荷物とは別に、車内に荷物を無料で持ち込むことができ荷物サイズは42 x 30 x 18 cm合計7 kgです。
もし日帰りや1〜2泊の短期滞在で出発地に戻ってくる場合は、移動前日に宿泊したホテルに荷物を預けて移動すると身軽に動き回れます。
そして、飛行機や電車に比べて所要時間が1〜2時間長くかかります。
またチケット予約が英語表記になっている点もやや難易度が高く感じる人もいるかもしれません。
もし英語表記が苦手で難しそうだと感じる方は、英語が苦手な方でもスムーズに予約できるように分かりやすく図解でまとめた記事を書いていますので、ぜひご参考ください。(パリからブリュッセル行きの路線での予約を図解していますが、要領は同じです。)
番外編:チェスキークルムロフに立ち寄りながら移動する方法
ベルトラから予約できるのですが、ミュンヘンからウィーンに移動する途中で世界遺産の街「チェスキークルムロフ」に立ち寄れるオプショナルツアーがあります。一気に3ヶ国訪れることができます。
僕はウィーンからチェスキークルムロフに訪れたので、上記のオプショナルツアーを利用したわけではないですが、チェスキークルムロフはすごく良かったので、ぜひ訪れて欲しい都市の一つです。
公式ページ:ミュンヘンからウィーン送迎(チェスキークルムロフ立ち寄りプラン)
チェスキークルムロフの様子はブログでもまとめていますし、youtubeにもアップしているので、候補に入れてみてはいかがでしょうか。
関連:1日で巡れる!チェスキー・クルムロフのおすすめ観光スポット8選とモデルコース
まとめ
- 飛行機:約1時間/約13,000円〜
- 電車(DB):約4時間半/約3,800円〜13,000円(29.9ユーロ〜)
- バス:約5〜6時間/約2,500円〜(19.99ユーロ〜)
ミュンヘンからウィーンもしくはウィーンからミュンヘンに行くには、所要時間がかからないのが飛行機or電車。最安値はバスです。
またチェスキークルムロフに立ち寄れるオプショナルツアーも新たな候補として入れてみるのも旅の選択肢が広がります。
旅程と目的、そして予算に合わせて選んでみてくださいね。
良きヨーロッパの旅を!