世界一周後に家賃無料の家を引き寄せた話

世界一周から帰国後、全国各地でお話会を開催していたらあっという間にもうすぐ2ヶ月。旅好き、マイル好き、ビジネス好きな方々に囲まれてとても楽しく幸せな時間でした。

「次回開催の予定は無いんですか?また参加したいです!」という声をかなり頂いたので、また企画しようと思います。

この2ヶ月間、ほとんどホテル暮らしだったのでまだ世界一周しているんじゃないかという旅の感覚が抜けなかったのですが、ようやく落ち着いてきました。

で、本題。家を引き寄せた話。

世界一周を終えて、まずはどの国に住む?という事から悩んでいました。

「クアラルンプールもいいな、バンコクもいいな、シェムリアップもいい。南米諸国やヨーロッパを1ヶ月ずつ滞在しながら暮らしていくのもいいな。ちなみに日本だと?」

夫婦で毎日こんな会話ばかりしていました。

でも現実的に考えて、結婚式や子供が欲しいというのこともあって、しばらくは日本にいようと話がまとまり、とりあえず1〜2年は名古屋の一軒家に住むことになりました。

一応、借りるという形になりますが、敷金礼金はもちろん家賃も無料です。

かなり運がよく恵まれていると思いますが、完全に引き寄せたと自覚がありまして、この話の経緯を数人に話したところ

「その発想はなかなか普通じゃない」

というリアクションが多かったので、住む家が見つかるまでにどんな事を考えていたのか?頭の中を解剖して少しだけシェアしたいと思います。

バカみたいに聞こえるかもしれませんが、どう考えてもバカなお話です。それでは山際劇場をお楽しみください。

目次

家賃は払いたくないと思っていました

家探しをするにあたって、まず最初に「こんな家に住みたいな」という願望を持つフェーズがありますよね。間取りは2LDKで、駅から徒歩5分で、南向きで、家賃は8万円で、敷金礼金は1ヶ月分で・・・みたいな感じです。

僕が持った願望は

「家賃は払いたくない」

という事を思っていました。

この時点で「ちょっと何言っているの?」って感じだと思うんですが、これは僕の中で極めて重要なことでした。

だって、無駄じゃないですか?

例えば、家を借りるとなると家賃以外に敷金・礼金から始まり仲介手数料やら何やらで住み始めるのに何十万もかかるわけですよね。

これが僕には全然理解出来なかったんです。

じゃあ、買えばいいじゃん?となりますが、住民票を抜いていた人間に社会的信用なんてあるわけないなので、家のローンなんて組めるわけがありません。なので購入なんてまず無理。(家を借りるための社会的信用も怪しいですが)

という事で選択肢は

  • 家を借りる
  • 家をもらう

となるわけですが、仮に家を借りて退去する時に敷金を支払っているにも関わらず何代かも分からない費用を追加で支払わなければいけなかったりしますよね。

これも僕には全然理解出来なかったんです。

なので「え、絶対ヤダ」と駄々をこねました。

それでもって30代は軍資金を貯める10年にしようと自分の中で決めているので、なるべく固定費を払いたくない。

「じゃあ、家賃は払わない」

という発想になったんです。

そうだ、家賃を払わなくてもいい物件を見つけよう

ここまでの流れだけでも「え?何言ってるの?バカなの?」となると思いますが、実は僕、ちょっとバカなところがありまして・・・

「そうだ、家賃を払わなくてもいい物件を見つけよう」

という結論になりました。

最低、無料で住む。家をもらえたら万々歳。これが2018年の目標だ!と胸に刻みました。

これは冗談じゃなくて本気で大真面目に考えて練りに練ってたどり着いた結論です。そして、その結論を導き出しただけではなく本気で実現しようと情報収集開始。

たぶん立派で素晴らしい人格をお持ちの方は、こんな条件で物件を探すことはしないですよね。笑

でも、ほら。

僕ってちょっとクズで夢見心地なので、家賃を払わなくていい物件を本気で探し始めます。「そんなのあるわけねぇだろ」って思うじゃないですか。

それが、結構見つかるんですよ。

日本にはお金をもらいながら無料で住める家がたくさん存在する

壱岐、鳥取、栃木・・・などなど。なかには、お金をもらいながら住める場所もありました。

「世の中には探して見つからない情報はない」と誰かが言っていましたがやっぱりあったんですよ。ただし、条件が付いていました。

例えば、壱岐の場合。記憶が曖昧ですが「週5で9〜17時まで壱岐内を取材して回ってその情報をブログで発信する仕事」をするのが条件でした。

しかも無料で住めるだけではなくきちんと給料も発生して車も支給されると。給料は月の手取りで20万か25万だったと思います。

僕にとって、観光情報をブログで発信する仕事なんて遊び感覚で出来ることだし、世界一周中にやっていた事とほとんど何も変わらない時間の過ごし方なので「あれ?俺、呼ばれてる?」と思ったんですが、自分の時間が拘束されるのと自分の資産にならないものなので見送りました。

他の都市はどうかというと、全部色んな条件が付いていたので全て見送りました。きっとこれをお読みの方はこう思うに違いありません。

「わ、わがままだな。笑」と。

条件を変更してみた

で、次に何を思ったかというと「無条件で家賃なし」で絞ってみました。普通はもうこの辺で「大人しく家賃払うか」ってなると思うんですが、僕は諦めなかったんですよ。

ここで諦めてしまっては時期尚早。攻めの姿勢を維持します。ガンガン攻めろです。しかし色々探してみたものの、そんな物件は見つかりませんでした。

分かりますよ、言いたいことは。

「そんなのあるわけねーだろ」

って言いたいですよね。

でも、僕は諦めないんです。(しつこい。笑)

で、何やかんやしてたら「誰も住んでない一軒家あるけど住む?どうする?」という展開になり無事に入居が決まりました。

そして、今、ガス周りやお風呂周りの工事を進める段階で入居決定です。こうして、家賃ゼロ円生活がもうすぐスタートします。

家を引き寄せるまでにした極めて大切なこと

願望を本気で思い描いたこと

まず、家賃ゼロ円で生活したいと思い描いたこと。欲しいと思わないと実現ってまず無理ですし。

これ基本ですよね。

本気で探してみたこと

そして、次に大事なことは本気で探してみたこと。これは家以外の事にも言えますが、例えば・・・

  • 飛行機乗るのにお金払いたくない!
  • 何ならビジネスクラスやファーストクラスにも無料で乗ってみたい!

こういう下心があったからこそ「マイル」という手段にたどり着く流れと同じですよね。

  • 豪華な5つ星ホテルに泊まりまくりたい!
  • スイートルームに泊まってみたい!

こういう下心があったからこそ「SPGアメックス」という手段にたどり着く流れも同じこと。

  • 旅をしながらお金を稼ぎたい
  • 何ならほとんど作業しない状態で

これも同じです。

そうやって

  • 「そんなの無理じゃね?」
  • 「そんなバカなこと・・・」
  • 「常識的に考えたらさぁ」

と思ったものでも、まずは探してみるってすごく大事なことですよね。

こういう下心というか、不純な動機というか、アホみたいなことでも探してみると意外と手段がある。

行動に移してみること

そして次は行動に移してみること。手段が見つかれば、あとはやるだけなので簡単です。しかし、今回のように手段が見つからない場合は、ひたすら探しまくったり人に話したり聞いてみることです。

運と情報は人が運んできてくれると思っているタイプの人間なので、とにかく自分から発信してみるって大事かなと。

まあ、変な奴と思われるのは当たり前なので、余計なプライドはゴミ箱へ捨てておく準備は大切。笑

遠慮なく受け取ること

そして、最後。これが超重要です。

「遠慮なく受け取る」

です。

めちゃくちゃバカみたいに聞こえるかもしれないですが、夢を叶えたり、やりたい事を実現するには超大事だと思います、この4つ。

まとめ

「stay hungry,stay hoolish.
点と点は繋がると信じて今の点を選択せよ」

耳元で力強くジョブズが囁いてくれた気がしましたよ。(そんなはずがない)

「自分で運が良いと思い込んでいる人が結果的に強運の持ち主だ」

天国にいるじいちゃんがそんな事を言っている気がしましたね。