アディスアベバからアルバミンチのルートは、エチオピアを南下して民族巡りをする際や、ケニアまで陸路縦断する際に必ず通る旅人御用達ルートです。
この記事を読めば他の記事を読まなくても良いくらいにアディスアベバからアルバミンチまでの行き方と注意点を細かくご紹介していきます。
行き方は2通り
- 飛行機
- バス
どちらかになりますので、それぞれ一緒に見ていきましょう。
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アディスアベバから飛行機でアルバミンチまで行く
エチオピアン航空が運行しているため、もしエチオピアに入国する際にエチオピアン航空を利用した場合は、航空券が半額になります。
とは言っても、バスの約7倍の価格になるため、目的と予算次第です。ただし時間的には約7分の1に短縮されるので、ムダな時間は省けます。
- 料金:約15,000円(半額チケットなら7,500円)
- 所要時間:約1時間
- 運行間隔:1日1便
アディスアベバからバスでアルバミンチまで行く
僕はバスを利用しましたので、料金や所要時間だけではなく、行き方や注意点なども触れていきますね。
まず、バスチケットの購入は、遅くても前日までに購入しておいた方がいいです。他のブログでは、当日でも乗れるとも書かれていますが、満席で乗れない確率の方が高いです。
実際に僕は、前日にチケットを購入しようと試みましたが、アディスアベバから出ている二大有名バス「SELAM BUS社」「SKY BUS社」どちらも満席で購入できませんでした。
そのため、1日無駄足を踏むことに。
なので、なるべく早めにチケット購入をおすすめします。当日購入だと計画が総崩れする可能性大です。
- 料金:280ブル(≒1,110円)
- 所要時間:7時間半
- 運行間隔:1日1本(各社)
バスチケット購入方法
会社ごとにチケットオフィスがあるので、いずれかのチケットオフィスに出向いて購入します。
日本人が多く宿泊するピアッサ地区からはミニバスで途中下車後、徒歩で10分以内の場所にあります。4ブル(≒16円)。タクシーなら交渉して100ブル(≒400円)。徒歩だと3kmなので40〜50分。
SELAM BUS社
SELAM BUS社の方がバスがキレイで乗り心地が良かったのでおすすめです。
そして、チケットオフィスがバスターミナルである「マスカルスクエア」の道路を挟んだ向かい側にあるので、当日の下見にもなります。
指定座席ですが、席に余裕があると自分で選べるので、なるべく前方席を指定するのがポイントです。揺れが少なくて快適です。支払いは現金のみ。
SKY BUS社
ショッピングセンターの2階にSKY BUS社のチケットオフィスがあります。
こちらもSELAM社同様、指定座席ですが、空席状況次第に合わせて自分で選べます。こちらも支払いは現金のみ。
当日の流れ
4:30までにバスターミナルへ

バスチケットには早朝の4:30出発と書かれていますが、チケットオフィスのお兄さんには5:00で良いよと言われていました。理由を聞くと「どうせ時間通りに出発しないから」と。
お兄さんの言う通り、バスは予定よりも1時間遅れて5:30に出発しました。ただ、何が起こるかわからないので、念のため時間通りにいるのが無難です。
徒歩だと危険なので、タクシーを利用すると思いますが、アルバミンチ行きの目の前まで行ってもらいましょう。上記写真のようにアルバミンチ行きのボードが立ててあるので分かりやすいです。
AM4:30 バス乗車

バスが来たのは4:30。荷物を預けてバスに乗車します。荷物を預ける場合は運転手席側へ、預けない場合は運転手席とは逆の場所に並びます。

荷物を預けると、荷物タグを渡されます。降車時に引き渡しになるので絶対に失くさないように保管しておきましょう。
バス乗車前は、どさくさに紛れてスリの餌食になりやすい最高のタイミングなので、気をつけてくださいね。

バスに乗って約1時間。ミネラルウォーターとマフィンのようなお菓子が配られました。味は甘さ控えめでそこそこ。

バスの車内はエアコンが効いていて快適でした。この路線は道が悪くないのであまり揺れません。しっかり寝れますよ。
また、走行中はずっとテレビを流してくれています。コメディ、ドラマ、ミュージックビデオなど運転手のセンス次第。
僕が乗車時はyoutubeで流れているドッキリいたずら映像集みたいなのをずっと流してくれてて、めちゃくちゃ面白かったです。

途中にトイレ休憩が1回ありました。
AM11:20 ランチ休憩

田舎の食堂みたいなレストランでランチ休憩。30分間でした。
インジェラは好きじゃないので、選択肢は必然的にパスタに。ミートソースパスタが35ブル(≒140円)。
激安なんですが、ソースの中に青唐辛子が入っているので、なかなか辛めです。
PM1:00 アルバミンチ到着
昼1時にアルバミンチに到着しました。バスを降りるとものすごい勢いでトゥクトゥクの客引きが寄ってきます。
そして、なかには民族巡りツアーの客引きも声をかけてきますが、ボッタクられる&トラブルがたくさんある可能性大なので、客引きにお願いしない方が良いです。ホテルの人に旅行会社を紹介してもらうのが一番です。
日本人がよく泊まっているいくつかのホテルは徒歩5分圏内にあるので必要ないです。僕は「Tourist hotel」に宿泊しました。めちゃくちゃキレイでホットシャワーも出て良かったですよ。
また、タイミングが良ければ、その日のうちにジンカまで行けるミニバスがあるので、アルバミンチに宿泊せずにジンカまで行く場合は、バスターミナルでミニバスがあるかどうか確認してみてください。
他にも、アルバミンチから車をチャーターして民族巡りをするツアーもあり、予算は1日車をチャーターするのに140USドルくらいです。人数がいればいるほど140USドルを割り勘できるので1人あたりの負担額は安くなります。
まとめ
アディスアベバからジンカまで1日で行けないことはないので、効率的に民族巡りをしたい、なるべく日数を節約したい場合は、行かれてみてくださいね。
ジンカのホテルでは、夜でも翌日のムルシ族ツアーの申込が出来るので、アディスアベバからジンカに行った次の日にムルシ族ツアーに参加するプランも可能です。
何なら、ムルシ族ツアー(午前)+ハマル族のブルジャンプツアー(午後)の組み合わせも出来ます。
通常は
- 1日目:アディスアベバからアルバミンチ
- 2日目:アルバミンチからジンカ
- 3日目:ムルシ族ツアー
となるところを
- 1日目:アディスアベバからジンカ
- 2日目:ムルシ族ツアー
となるので、アルバミンチで無駄足を踏まなくて良くなりますよ。ジンカの宿でもWiFiが使えるので、アルバミンチに滞在する理由もない人もいるのでは?と思い、経験をもとにシェアさせていただきました。
最後にエチオピアを旅した者として。
しょうもないツアー客引きがたくさんいるので、ついていかれないように十分注意してくださいね。声をかけてくる人は絶対に信じない。これ、エチオピアでは鉄則です。何も良いことは起こりません。
せっかく貴重な時間が台無しになってしまいますから。
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