ガラパゴス諸島の中でもペンギンと一緒に泳げる島といえばイザベラ島です。そして田舎でのんびりした時間が流れています。
そんなイザベラ島についての観光情報を、一度読めば十分に島の情報を理解出来るようにまとめてみました。
実際にサンタクルス島に訪れてみた経験をもとに、おすすめ観光スポット、シュノーケリングスポット、モデルコース、おすすめ宿情報、食事情、楽しみ方についてご紹介していきます。
目次
イザベラ島の情報
イザベラ島は、宿泊が出来るガラパゴス諸島の中で最も島らしい島で、舗装されていない道がたくさんあります。
日本で言う沖縄の離島のようなのんびりした時間が流れています。島民も少なく治安も日本の田舎のような感じで平和です。
サンタクルス島やサンクリストバル島に比べて一番の田舎で抜群の居心地の良さがあります。
そんな田舎でもレストランが10店以上あるため、食事に困ることはありませんし、野菜・肉・果物はメルカド(市場)で購入可能なため、自炊にも苦労しません。
ただし、本土に比べてかなり高いので、ツナ缶やパスタ、ラーメンなどを持ち込むことをおすすめします。
ちなみに、イザベラ島のほとんどの宿ではキッチンが利用できます。
また、イザベラ島では、無料で行けるシュノーケリングスポットでアシカ、ウミガメ、ペンギン、ウミイグアナと泳ぐことが出来ます。
シュノーケリングの満足度は、サンタクルス島とサンクリストバル島と比較すると、頭一つ飛び抜けて高いです。
イザベラ島観光の必要日数
イザベラ島には、絶好のシュノーケリングスポットがあるため、
僕は実際に3日滞在しましたが、イザベラ島の滞在は3日以上欲しいところです。
1日目はサンタクルス島からの移動と宿探しで午前中が潰れるので、午後は島内観光orシュノーケリング。2日目はカヤックなどのツアーに参加。3日目は島内観光orシュノーケリング。
そして、もし時間に余裕があるなら、火山ツアーもあるので、参加してみるのも面白いですね。
イザベラ島への行き方
イザベラ島に行くには、サンタクルス島からフェリーで行きます。
サンタクルス島からイサベラ島へのフェリーチケットは、大体どこの旅行会社でも同じで片道30USドルでした。
ただし「フェリーチケットを往復で購入するから安くして」と、交渉すると少し割引してくれます。
僕は、サンタクルス島⇒イザベラ島⇒サンタクルス島⇒サンクリストバル島のフェリーチケットを購入して80USドルでした。なので、10USドル割引してくれた事になります。
このように、フェリーチケットをまとめて購入しておくとお得です。
でも、日程を決めて行動したくない場合は、片道購入でも入島可能なので、旅行のスタイルに合わせて決めてみてくださいね。
イザベラ島への移動は、サンタクルス島から出発です。まずはフェリー乗り場で荷物検査を受けます。
荷物検査を通過後、イザベラ島行きのフェリーに乗れるわけではなく、フェリーに乗るためのボートに乗ります。乗船時間はたったの1〜2分。料金が1USドルです。
フェリー代にボート代も入っていると思ったのですが、ボート代が別途かかります。
どうせならフェリー代を支払う時に一緒に請求して欲しかったんですが、何かしらルールがあるんでしょうね。
お釣りが無いことがあるので、小銭の用意必須です。
ボートからフェリーに乗り換えます。乗船時間は約2時間。フェリーは自由席です。後部座席を陣取ってください。
フェリーは前の席がめちゃくちゃ揺れて、後ろになるほど揺れが少なくなります。
どれくらいの揺れ具合かというと、前の席は頭が天井にぶつかるほど揺れます。その揺れを2時間絶え続けなければいけません。
だからと言って、一番後ろは水を被ることもあるので、後ろから2番目くらいの座席がベストです。
前の座席は船酔いしにくい僕でもかなり苦痛でした。船酔いしやすい人は、酔い止め薬の飲用必須です。
約2時間、フェリーに揺られてイザベラ島に到着。島の入口で入島税10USドルを支払います。
イザベラ島の港から街までは1.5kmくらい離れています。歩くと20分くらいかかりますが、港に停まっているタクシーなら1USドルで街まで行ってくれますよ。
おすすめシュノーケルスポット
パールシェル
ここがイザベラ島の一番のシュノーケリングスポットです。僕は毎日通っていました。おすすめの時間帯は朝です。
朝は透明度が高く人もあまりいないので、ほぼ貸し切り状態です。
時間がある日は、朝シュノーケリング⇒昼ご飯&昼寝をしに宿に帰る⇒夕方前からシュノーケリング。という感じで満喫していました。
と言うのも、上記画像の通り海の透明度がめちゃくちゃ高くてキレイなので、泳いでいるだけでも気持ち良いんです。
それに加えて、アシカ、ウミガメ、ペンギンと一緒に泳ぐことが出来るので、子どものように夢中になっていました。
また、奥の岩場に行くと、ウミイグアナがたくさんいて、運が良ければウミイグアナとも一緒に泳ぐことが出来ます。
ちなみに、アシカはたくさんいるので、一緒に泳ぐのは簡単です。ウミガメはまあまあの頻度で現れ、ペンギンはなかなか一緒に泳ぐのが難しかったです。
ペンギンだけは泳ぐのが速すぎて、スピードに全然ついていけませんでした。でも、会えた時はめちゃくちゃ感動モノです。
なぜなら、野生のペンギンと泳げる場所なんて世界中探してもなかなかありません。
シュノーケリングポイントの途中の道には、大量のアシカが寝転がっています。おじさんみたいな鳴き声なんですが、めっちゃカワイイですよ!
地図のリンク:こちら
プラヤイザベラ
イザベラ島を代表するビーチです。ここにも大量のアシカが寝転がっています。
半径200m内に20匹以上のアシカがいて、写真撮り放題です。ここに行けば、間違いなく好みのアシカに出会えるはずです。
また、ビーチの右側の岩場には、ウミイグアナがたくさんいて、ビーチを走り回るウミイグアナを見ることが出来ます。
ウミイグアナが走る姿もそうですが、泳ぎだす瞬間の姿も見ることが出来て面白いです。
運が良ければここでもペンギンに会えます!
地図のリンク:こちら
おすすめ観光スポット
ウミガメ保護飼育センター
イザベラ島の中心地から徒歩で約30分の場所にウミガメの保護・飼育センターがあります。
本当にたくさんのウミガメを見ることが出来ます。ウミガメの子どもから老人まで勢揃いです。
ただ、これだけでは終わらないのがガラパゴスクオリティです。ここに向かうまでの道中が本当に素晴らしいんです。
何が素晴らしいかって、イグアナにたくさん出会えるのはもちろん、絶滅危機動物の野生フラミンゴにも出会えます。もう最高です。
地図のリンク:こちら
夕日
イザベラ島の夕日は本当に素晴らしかったです。波は高め。
海に太陽が沈んでいきます。
サンセットを楽しむスポットの一つに、簡易的な展望台があります。しかし、途中の階段が抜けています。笑
登ってみたんですが、階段は揺れるし、板が今にも折れそうなスリリング感が味わえますが、ここからの眺めも最高でした。
海沿いの家の庭で会話をしている様子。家の前で海に沈む夕日を見れる光景が日常にあるなんてどんなに贅沢なんでしょう。
家の前で写真を撮っていたら、話しかけられて飲み物を出していただきました。めちゃくちゃフレンドリーで素敵な人達でした。
田舎に住んでいる人は優しくて良いですね。
上記画像の夕日スポットは、googlemapのピンを指している辺りです。
地図のリンク:こちら
メルカド(市場)
島唯一のメルカド(市場)。田舎の公民館のような外観。ここでは野菜・果物・肉が売られています。食材はここで買うのが一番安いです。
他にも屋台的なお店があり、エンパナダが1USドルで買えます。味はそこそこ。
地図のリンク:こちら
イザベラ島のおすすめツアー
カヤックツアー
イザベラ島と言えば、ペンギンツアーと並んで定番なカヤックツアー。僕はこっちに参加しました。
ツアー代金は、ウェットスーツ・シュノーケリングセットのレンタル込みで1人45USドルだったんですが、35USドルまでまけてもらいました。
このツアーは、2名1組でカヤックをこぎながら、イグアナのケンカスポット、シュノーケリングスポットを3時間かけて回るツアーです。
初っ端からイグアナがケンカしている様子を見ることが出来ました。迫力ありましたね。
また、陸にいるペンギン、海中にいるペンギンにも会えたので、結果的にカヤックツアーで良かったです。
僕が申込んだのは「SEA LION TOURS」という会社で、下記Googlemapのピンを指している向かいにオフィスを構えています。
地図のリンク:こちら
ペンギンツアー
イザベラ島観光の最大の見どころと言われているペンギンツアー。Las Tintorerasというツアーの名前です。
イザベラ島からボートの乗り、小さな島に移動し、ペンギンを始め、アシカやイグアナなどの動物にも会えるものです。
ただし、僕がイザベラ島を観光した経験では、無料のシュノーケリングスポットのパールシェルで会えるので、わざわざこのツアーに参加しなくてもいいのでは?と思います。
それよりもカヤックツアーの方が何倍も楽しいです!
ダイビングツアー
イザベラ島ではダイビングツアーもたくさん出ています。
もし、ダイビングライセンスを持っているなら、ガラパゴス諸島のどこかの島でぜひ潜られてみてください。
透明度はそこまで高くはないんですが、珍しい動物にたくさん会えます。特にサメには普通に会えますよ。
火山ツアー
他のブログではあまり書かれていなかったんですが、イザベラ島を観光していると、現地のツアー会社の人たちが火山ツアーを推していたんです。
イザベラ島に着いて初めて、火山がある島だということを知りました。
僕は時間がなくて行きませんでしたが、現地のツアー会社の人たちが推していたということで情報を残しておきますね。
イザベラ島のおすすめ宿
家族経営の宿で、親戚の家に遊びに来たような錯覚に陥る居心地の良い宿でした。
キッチンは家族が利用していない時は好きな時に利用でき、シャワーは部屋についていて抜群の水圧のホットシャワー。
手洗いですが、洗濯スペースがあり、外で干せるスペースもありました。普通に宿泊するには何不自由ない宿でした。
WiFiは遅いですが、イザベラ島はどこに行っても遅いのでしょうがないですね。
キレイ好きな家族の宿なので、部屋もキッチンもキレイです。
料金は一人15USドル/泊。イザベラ島の宿の相場は一人25USドル/泊なので、かなりコスパの良いおすすめ出来る宿です。
ちなみに正規料金は20USドルなんですが、交渉すると15USドルまで下がります。
一人での宿泊だと交渉しても値段が下がりませんが、それでも20USドルでこの環境は安いですね。
関連記事:イザベラ島おすすめの超コスパの良い宿「Gladys Mar」宿泊レビュー
地図のリンク:こちら
レストランなどの外食相場
ローカルレストランでは、定食が5USドルの価格が相場です。観光客向けのレストランは、10USドル〜でした。他の島に比べると物価が高かったです。
パン屋さんは割と安めだったので、毎朝7時くらいにパン屋でパンを買って朝ごはんにしていました。
他には、おいしいアイスクリームが1USドルで買えるので、毎日食べていました。イザベラ島でのアイスクリームは身に染みます。
まとめ
サンタクルス島、イザベラ島、サンクリストバル島の中で、どの島が一番オススメかと聞かれたら間違いなくイザベラ島と即答します。
動物を見るには絶好の島ですし、何より島独特の雰囲気や時間の流れ方がとても心地良いです。
シュノーケリングなどの海遊び以外にやることは何もありませんが、ぜひ長めに時間を取られることをおすすめします。
・ガラパゴスの中心!サンタクルス島のおすすめ観光&シュノーケルスポット・モデルコース・宿・必要日数・全費用まとめ