カカオの原産国として欧米では人気が高まってきているグアテマラ。その中でもサンペドロ・ラ・ラグーナにはフランス人がカカオを買いに来ることで有名となっています。
そんなサンペドロにあるチョコレート工場に行ってきましたので、ご紹介していきます。
この工場、機械を使わず全て手作業で、カカオの焙煎からやっているので、かなり見応えあります。
目次
チョコレート工場の場所
外観は普通の民家で、どこにもチョコレート工場という表記がないのでめちゃくちゃ分かりづらいです。Google maps上にも場所が出ていません。
もし、行かれる場合は、近くの場所にピンを挿しておきましたので、上記写真と地図を頼りに周辺を探してみてください。
Google maps:こちら
土日も見学可能ですが、営業時間等は不明です。10時くらいに行ったら見学させてもらえたので、そのくらいの時間に行けば見学出来ると思います。
見学料は無料。スペイン語学校の有料アクティビティにもなっている場所なので、個人で行くとお得です。
カカオからチョコレートができるまでの工程
予約なしで飛び込みで工場に行きましたが、快く受け入れてくれて中まで通してくれました。
「チョコレートが出来るまでの工程を知りたいかい?」と聞かれたので、説明をしてもらうことに。チョコレートが出来るまでの工程を一冊にまとめた本を開きながらの説明でした。
ただし、全てスペイン語なので、スペイン語がわからない方は、本当に何言っているか分かりません。この時、たまたま同じ宿に泊まっていた方がスペイン語が出来る人だったので、通訳をしてもらいながら説明を受けることが出来ました。
言葉は分からなくても、写真付きの本で説明をしてくれるので、何となくは分かるかもしれません。
ここの工場は、全て手作業でやっていて、機械を一切使っていないとの事。
チョコレートに使用しているカカオと黒砂糖。白砂糖じゃないのが良いです。
カカオも黒砂糖も味見させてもらえます。
一通り説明を聞き終え、工場内を見せてもらいました。
カカオの焙煎
まずは、カカオの焙煎場を見せて頂きました。工場というよりも、個人農家が営む作業場のようでした。薪に火をくべてじっくりと焙煎していきます。薪も自分たちで取ってくるとの事。
焙煎直後のカカオ。だいぶ燻った香りがして、熱気がありました。
カカオの皮むき
焙煎後はカカオの実の周りについている皮を手作業でむいていきます。実際にやらせてもらいましたが、とても地道な作業でした。
熟練者は片手で皮をむけますが、素人にはとてもじゃないけど難しいです。2〜3秒に一粒ずつ皮をむいていく様子はまさに職人そのもの。
この日は実際にチョコレートを作っていなかったので、最終工程まで見れませんでしたが、運が良ければ見れるはずです。
1個8ケツァール(≒120円)でチョコレートが買える
町中にあるカフェに行くと同じチョコレートが販売されていますが、仕入元はここです。カフェに行くと倍の価格になるので、ここで買うとお得です。
棒状のチョコレートは全部で14種類の味があり、珍しい味のものも揃っています。
- ピカンテ
- レーズン
- カルダモン
- ピュア
- オレンジ
- ココア
- コーヒー
- カシューナッツ
- ジンジャー
- マカダミアナッツ
- ココナッツ
- ミント
- シナモン
- ピーナッツ
のラインナップ。
なかでも、ピュアはカカオ80%でミルクが入っていないため、カカオそのままの濃厚な味わいがありました。僕はこの中の8種類食べてみましたが、マカダミアナッツが一番美味しかったです。
そして、油を使っていないため、普段食べるチョコレートと比べてだいぶしっとりして柔らかいです。固くないんですよ。
カカオのお茶
カカオの皮は茶葉として販売されていました。1袋15ケツァール(≒230円)。実際に飲んでみましたが、チョコレートの香りがするけれど、味はとてもあっさり。
まとめ
日本にいるとカカオを見ることはなかなか無いと思いますし、チョコレートを作る工程もなかなか見ることが出来ないと思います。
サンペドロに訪れた際は、ぜひチョコレート工場見学も検討してみてくださいね。
チョコレート好きにはたまらないと思いますよ!