この記事では「アテネ国際空港(ATH)からアテネ市内への行き方」をご紹介します。
市内と言っても広いので、アテネ市内の中心地「シンタグマ」を基準にして解説していきます。空港から市内中心地の「シンタグマ」まで約30km。
行き方は全部で4つあります。
- バス(エアポートバス)
- タクシー
- 地下鉄
- 郊外鉄道
この中では、バス(エアポートバス)が一番安く便利ですが、それぞれメリットやデメリットがあるため、エアポートバス、タクシー、地下鉄、郊外鉄道の順に移動方法を詳しく解説します。
現金が必要になるので事前に空港内で両替するかATMで引き出しておきましょう。
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目次
アテネ国際空港(ATH)からアテネ市内(シンタグマ)への行き方
アテネ国際空港からのエアポートバスでアテネ市内にアクセス
アテネ国際空港からアテネ市内への移動でコストパフォーマンスが最も良いのは、エアポートバスで行く方法です。この方法は時間的に速く、料金も安い。何より超カンタンで楽です。
エアポートバスに乗りれば、市内中心地のシンタグマ広場が終点なので、アテネの主要エリアまでのアクセスが容易です。
所要時間と料金(空港からシンタグマまで)
- 所要時間:40〜50分
- 料金:6ユーロ(≒780円)
- 運行間隔:10〜15分
エアポートバスのメリット
乗り換えがなく、待ち時間が少なく、ほぼ確実に座席に座れ、スリのリスクが低く金額が安い事がメリットです。
長時間飛行機に乗って心身ともに疲れているのに、重い荷物を持って歩いたり、約1時間立ちっぱなしになったり、乗り換えで消耗したり、スリに怯えたりというのが無いので、とても楽です。旅行初心者の方にもおすすめ出来る手段です。
10〜15分間隔でバスが運行しているのでそんなに待つこともありません。
エアポートバスのデメリット
僕も実際に乗ってみましたが、正直、デメリットというデメリットは見当たらないですね。
アテネ国際空港からエアポートバスに乗る方法
到着ロビーに出るとサインボードが出ているので、案内通りに進んでいきます。
路線は全部で6路線。
- X92:キフィシア行き
- X93:キフィスウターミナル行き
- X94:エスニキ・アミナ駅行き
- X95:シンタグマ広場行き(←アテネの中心地)
- X96:ピレウス港行き(←ミコノス島やサントリーニ島に行くフェリーが出ている)
- X97:ダフニ駅行き
この路線の中で日本人観光客の多くの方が使うのは、アテネ市内に行くならX95シンタグマ広場行き。アテネからすぐにミコノス島やサントリーニ島行きの船に乗るならX96のピレウス港行きです。
ここでは市内までに行き方なので、X95のシンタグマ広場行きを例に挙げていきます。
アテネ市内の中心地、シンタグマ広場行きのバスは5番出口から出るとすぐです。
5番出口を出ると、すぐ裏側にチケット売り場がありますので、事前にチケットを購入します。(チケットは事前購入制です。)
シンタグマ広場に行きたい旨を伝えるとバス料金を提示されます。6ユーロ(≒780円)。支払い方法は現金のみです。
現金は空港のATMでクレジットカードのキャッシングをして現金を引き出すか、両替所で両替しておきましょう。市内に行くとATMはたくさんありますが、両替所がほとんどないので、現金を両替で考えている場合は、空港で両替しておくことをおすすめします。
ATMでのキャッシング方法は「アテネ国際空港内にあるATMで海外キャッシングをしてみたよ!セディナカードはATM手数料無料でお得」にて書いています。やり方は簡単です。
支払いを済ませると、チケットとレシートを渡されます。
バスに乗車する際に、入口付近に小さな液晶パネルがありますので、ここにSuicaのようにチケットをかざします。すると、液晶パネルがチケットを読み込んで「SUCCESSFUL」と表示されます。
以前までは、上記オレンジの刻印機にチケットを差し込んでいたみたいですが、変更されてきているようです。
この作業を行わないと、不正乗車とみなされてしまいます。そうなると正規料金の60倍(=360ユーロ)の罰金を取られます。観光客であっても知らなかったとしても容赦ないのでご注意ください。
不正乗車をチェックしている係員がいるので、本当にご注意くださいね。僕は風貌が怪しかったのか2回もチェックされました。。
とは言っても、乗車時に運転手さんがチケットを液晶パネルにかざしたかどうかを聞いてくれたので安心でした。知らずに罰金を取られた人がいたのか、トラブルがないように配慮してくれてるんだと思います。
それにしても、知らないって怖いですよね。
到着場所
Google map:こちら
シンタグマ広場の真横の道のバスが停車します。また、シンタグマから空港に行くエアポートバスもこの停車場と同じ場所です。バス停のすぐ近くに宝くじ売り場のような小さいチケットショップが設けられていますので、そこでチケットを購入可能です。
アテネ国際空港からタクシーに乗ってアテネ市内へアクセス
到着ロビーを出ると、すぐにタクシー乗り場があります。タクシーは結構たくさん停まっているのですぐに乗車可能です。
タクシーであればホテル等の目的地まで直接連れて行ってくれるし、時間も節約できます。大きな荷物を持っている場合も、移動での手間を考えるとタクシーが断然楽チンです。
そして、タクシーでアテネ市内へ行く際の運賃が固定料金で定められています。
旅慣れしていなかったり、グループでの旅行だったり、個人でもそのぐらいの出費は気にならないという人は迷わずタクシーを利用すべきだと思います。タクシーがベンツなので、ちょいとテンション上がるはず!笑
所要時間と料金(シンタグマまで)
- 所要時間:30〜40分
- 料金:5:00〜24:00 38ユーロ(≒5,000円)
0:00〜5:00 54ユーロ(≒7,000円)
(※料金は2017年8月)
タクシーのメリット
4つの方法の中で一番速く、一番歩かずに済み、一番リスクが低いです。宿まで一気にタクシーで行きたい時やミコノス島やサントリーニ島行きの港(ピレウス港orラフィーナ港)まで一気に行きたい時はおすすめです。
タクシーのデメリット
料金が高い。運転手さんによっては運転が荒くて怖い。
アテネ国際空港から地下鉄に乗ってアテネ市内へアクセス
空港から地下鉄が出ています。しかし、乗り場まで移動しなければいけない手間と合計時間を考えると、エアポートバスよりも面倒な上にお金もかかります。そして、スリのリスクが高くなります。
所要時間と料金(シンタグマまで)
- 所要時間:40〜50分
- 料金:9ユーロ(≒1,200円)
- 運行間隔:30分に1本
地下鉄のメリット
あまりメリットが見当たりませんが、唯一挙げるとすると、バスやタクシーよりも交通事故のリスクが低いという事でしょうか。ただし、目的地が地下鉄の沿線上の場合は、利便性が高くなります。
地下鉄のデメリット
乗り場まで移動しなければいけない、座席に座れないかもしれない、スリのリスクが高い、バスよりも料金が高いなどデメリットが多めです。そして、30分に1本しか出ていないので、バスよりも本数が少ないです。
アテネ国際空港から郊外鉄道に乗ってアテネ市内へアクセス
普通の電車が走っていますが、時間もかかるし乗り換えもしなければいけないし何もメリットがないので全然オススメできない方法です。しかし電車好きにとってはたまらないと思います。
シンタグマまで行くには、ドゥキシスプラケンティアス駅で地下鉄のライン3に乗り換えるか、ネラジオティサ駅で地下鉄ライン1へ乗り換えが必要です。
所要時間と料金(シンタグマまで)
- 時間:40分
- 料金:8ユーロ(≒1,000円)
郊外鉄道のメリット
旅をしている感覚を一番味わえる。電車好きにはたまらない。
郊外鉄道のデメリット
ただただ面倒。
まとめ
空港から市内への交通手段は、エアポートバスが一番楽でコスパが良いと思います。
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