海外旅行に絶対必要なもの。それはお金でも勇気でも語学力でもなく「パスポート」です。
どれだけお金があってもどれだけ準備をしてもパスポートが無ければ海外旅行が出来ません。
では、パスポートはどうやって取得すればいいの?いつ取得すればいいの?そして、海外旅行の何日前までにパスポートを取得しなければいけないの?費用はいくらかかる?
パスポートの取得方法と取得までの期間と費用を詳しく解説します。
目次
海外旅行の必需品!パスポートの取得方法
パスポートを取得するには、パスポートを申請しなければいけません。パスポートの申請は、インターネットからではなく、指定の申請窓口に出向く必要があります。
指定の申請窓口とはどこなのか?それは、住民登録がある都道府県のパスポート申請窓口です。
各都道府県の申請窓口は、外務省のHPにて公開されていますので、該当の都道府県の所在地を確認しましょう。
リンク:全国のパスポート申請窓口一覧
パスポート取得に必要な書類
パスポートを取得するには、以下の書類が必要です。
- 一般旅券発給申請書
- 戸籍謄本(もしくは戸籍抄本)
- 証明写真
- 本人確認書類
それぞれ解説します。
1:一般旅券発給申請書
パスポート申請窓口に行けば、書類が置いてあるので、事前準備は不要です。
有効期間(5年旅券と10年旅券)により申請書が異なりますので、窓口の係員に案内してもらいましょう。
2:戸籍謄本(もしくは戸籍抄本)
住民登録の市区町村と同じ市区町村に戸籍がある場合は、市区町村によってはパスポート申請窓口で戸籍を取得することが可能です。(※市区町村によって異なります)
出来ない場合は、市区町村の役所にて発行する必要があります。
戸籍謄本と戸籍抄本はいずれも、本籍地の市町村の役所でしか発行できません。
そのため、現在住んでいる地域と本籍地が遠い場合や発行しに行く時間がない場合は、本籍地の市区町村の役所に問い合わせて郵送で送ってもらいましょう。
多少時間がかかりますが、郵送であれば、わざわざ本籍地の役所まで行く必要が無くなります。
3:証明写真
パスポートに掲載する証明写真です。パスポート申請窓口にて証明写真を撮影出来る事がほとんどですので、こちらも事前準備が不要です。(※窓口によって異なります)
証明写真の決まりは以下です。
- 縁なしで、縦4.5cm、横3.5cm
- 申請者本人のみが撮影されたもの
- パスポート申請の6か月以内に撮影されたもの
- 正面向きで、無帽・無背景・影無しのもの
以下のような写真は撮り直しになりますので、ご注意ください。
- 髪が顔を覆っていたり、マスク・サングラス等で顔の一部が隠れているもの
- 目元がはっきりしないもの(光が写り込んでいる、眼鏡のフレームがかかっている、濃い色の眼鏡・カラーコンタクトを装用等)
- 不鮮明なもの、傷がついているもの、画像の加工処理をしているもの
- 平常時の相貌と著しく異なるもの
変顔とかプリクラで目を大きくさせて加工するとか絶対に申請が通りません。笑
パスポート申請窓口で証明写真を発行するのが間違いないです。
4:本人確認書類
本人確認書類は、コピーNGです。必ず原本が必要です。また、1つの書類で済むものもあれば、2つの書類を提出しなければいけないものもあります。
1つの書類で本人を確認できるもの(写真を貼ってあるもの)
運転免許証、船員手帳、海技免状、小型船舶操縦免許証、猟銃・空気銃所持許可証、戦傷病者手帳、宅地建物取引士証、電気工事士免状、無線従事者免許証、認定電気工事従事者認定証、特種電気工事資格者認定証、対空検査員の証、航空従事者技能証明書、動力車操縦者運転免許証、教習資格認定証(猟銃)、合格証明書(警備員に関する検定合格証)、写真付き身体障害者手帳(写真貼替え防止がなされているもの。)、官公庁・特殊法人・地方独立行政法人が発行する写真付きの身分証明証
身近なものだと、運転免許証があれば、それだけでOKです。
しかし、もし、上記いずれかをお持ちでない場合や、未成年者の場合は、2つの本人確認書類が必要です。
2つの書類を必要とするもの
【1】が2点もしくは【1】+【2】で2点の書類が必要です。【2】の書類が2点はNGです。
【1】健康保険証、国民健康保険証、共済組合員証、介護保険証、後期高齢者医療被保険者証、船員保険証、国民年金証書(手帳)、厚生年金証書(手帳)、船員保険年金証書(手帳)、恩給証書、共済年金証書、印鑑登録証明書と実印
【2】次のうち写真が貼ってあるもの
学生証(中学生の生徒手帳は写真無しも可)、会社の身分証明書、公の機関が発行した資格証明書
※小学生以下の場合は、健康保険証+母子手帳でも可能です。
パスポートの取得までにかかる期間
パスポート取得までにかかる期間、つまり、パスポートの申請をして自分の手元にパスポートを手にすることが出来るまでに1週間から2週間の期間がかかります。
この期間は、市区町村によって異なりますが、おおよそ申請から6〜10営業日後です。
旅行の計画に合わせて余裕を持って申請しましょう!
また、パスポートが無くても航空券は購入可能です。そのため、旅行が迫っている場合は、航空券を先に購入してからパスポートを申請するという手順でも大丈夫です。
パスポートの発行費用
パスポートの発行費用は、10年間有効のパスポートで16,000円、5年間有効のパスポートで11,000円です。
ただし、12歳未満の場合は、5年パスポートで6,000円になります。また、20歳未満の場合は、10年パスポートは取得できないので、5年パスポートのみになります。
本人がパスポートの申請に行けない場合はどうしたらいいの?
パスポートの申請は代理人でも可能です。各市区町村のパスポート申請窓口の要項に従ってください。
申請書類には、本人が記載する必要があります。そのため、事前に申請書を取得後、本人が記載した上で、代理人が申請しなければなりません。
そして、代理人が申請する場合には、申請者の申請書類一式と、代理人の本人確認書類(運転免許証or写真付き住基ネットカード)が必要になります。
ちなみに、代理申請はできますが、パスポートの受け取りは本人しか出来ません。
まとめ
いかがでしたか?
海外旅行に必要なパスポートを発行したら、次に、渡航国に入国するには、ビザが必要かどうかを事前に調べておきましょう。