海外旅行に行く上で、これでもか!というほど多大なる恩恵をもたらしてくれるクレジットカード。
しかし、クレジットカード選びに間違うと、本来受けられるはずの恩恵を受けることが出来ません。
海外旅行歴10年。そして、世界一周中の僕がどのような基準でクレジットカードを選んでいるのか?どのクレジットカードを持っていけば本当に役に立つのか?違いをもたらす違いは何か?
など、海外旅行に特化したクレジットカードにまつわるエトセトラを解説していきます。
目次
その1:クレジットカードブランドを基準に絞る
クレジットカードには、大きく分けてUCやセディナなどの国内ブランドとVISAやMastercardなどの国際ブランドのカードがあります。
最近の国内ブランドのクレジットカードは、国際ブランドのロゴが入っているので世界中で利用可能になっています。
日本で発行できる国際ブランドのカードは、5つ。
- VISA
- Mastercard
- JCB
- American express(アメックス)
- Diners Club(ダイナースクラブ)
です。
「VISA」と「Mastercard」は最低限いずれか1枚は持っておくべき
その中でも、海外で圧倒的なシェアを誇る国際ブランドは2つ。「VISA」と「Mastercard」です。この2枚は世界中どこでも使える優秀なカードです。つまり、この2枚のうちいずれかは海外旅行で持つべきカードです。
もっと言うと、リスク分散を考えると、この2枚はどちらも持っておくべきカードです。
海外旅行で「JCB」は役に立たないの?
JCBは日本発の国際ブランドで、日本を始め、アジアの国々やアメリカでは比較的使えます。
しかし、2016年に訪れたフィリピンやカナダでは、JCBがあまり使えませんでした。意外と使えない場所が多いのがJCBです。
じゃあ、JCBは持つべきカードではないのか?と思うかもしれませんが、決してそんな事はありません。
JCBは確かに海外ではあまり多くは使えません。しかし、決済に使う以外にJCBには旅行がお得になる特典があります。
JCBの優待制度
JCBプラザは世界に60ヶ国にある、JCBのお店で、日本語が話せるスタッフが常駐していて、JCB会員向けに、現地のレストランやホテル、ツアーなどの手配を行ってくれます。
しかも、割引クーポンなどの優待がかなり豊富にあります。
また、カードの盗難や紛失の際には、カードの停止などを行ってくれたり、臨時カードの発行も行ってくれます。これはすごく有り難いサービスです。
英語が苦手で、なおかつ海外初心者の方には嬉しいサービスだと思いますので、渡航先によっては、JCBカードも持っていった方が快適でお得な旅行を楽しむことが出来ます。
JCBプラザは、世界各国に設置されているので、渡航先にJCBプラザがあるかどうかを公式HPでチェックしてみてください。
http://www.jcb.co.jp/service/additional/travel/service/hospitality-guide.html
海外旅行の最強の味方!「American express(アメックス)」
アメックスは、旅行系のクレジットカードとも言われており、海外旅行傷害保険が抜群に充実しています。
また、ステータスの高いカードゆえに、特にアメリカでは威力を発揮し、持っているだけでナメられることが激減します。笑
年会費こそ高額ですが、受けられるサービスを考慮すると、これから海外旅行に頻繁に行く人にとっては、十分に元が取れる国際ブランドです。
しかし、世界的にまだまだ使える場所が少ないので、決済用カードとしては微妙なラインです。
誰もが持てないハイステータス!Diners Club(ダイナースクラブ)
海外旅行ではあまり実用的ではないので省略します。そして、ハイステータスすぎて誰もが持てるカードではないので、あまり現実的でもないですね。
無視無視。笑
その1:まとめ
まとめるとこうです。VISAとMastercardは必須。JCBはあったらお得。アメックスは金銭的な余裕があれば。
という感じになります。
その2:年会費有料or無料を基準に絞る
次に絞り込んでいくのは、年会費の部分です。年会費を払いたくない場合は、強制的に年会費無料のカードの中から選ぶことになり、何か良いサービスがあるなら年会費有料でも保有したいかを絞り込んでいきます。
海外旅行の際に、年会費有料のカードでサービスが手厚くなるのは下記2点です。
- 海外旅行傷害保険の手厚さ
- 空港ラウンジを利用したいかどうか
- マイルの積算率
この3つと断言してもいいですね。
海外旅行傷害保険の手厚さ
ただし、海外旅行傷害保険の手厚さについては、年会費無料のカードでもゴールドカード並みの手厚さを誇るカードがわずか数枚存在しているので、そちらで十分です。
空港ラウンジを利用したいかどうか
次に、空港ラウンジが使えるかどうかですが、これは年会費有料の一部のカードを保有していると使えるようになります。
ちなみに空港ラウンジの施設内はこのような場所です。
関連記事:プライオリティパス利用可!仁川国際空港のアシアナビジネスラウンジの全て
高級ホテル感が半端ないですよね。空港に行くのが楽しみになるんです。
一部の年会費有料のカードを保有していれば、こんな高級ホテルのような全世界中の空港ラウンジが無料で利用できるようになります。
空港ラウンジを無料で利用するには「プライオリティパス」の会員にならないといけないんですが、あるカードを発行するだけで特典で付いてくるんです。
その王道とも言われるカードが「楽天プレミアムカード」です。
プライオリティパスに入会するには年会費約40,000円かかってしまいますが、年会費わずか10,800円の楽天プレミアムカードを発行するだけで、これが特典で付いてくるんです。
海外旅行好きで保有している人がかなり多い大人気のカードです。
楽天プレミアムカードを保有するほとんどの人が「プライオリティパス目当て」と言っても過言ではありません。
マイルの積算率
これからもあまり海外旅行をする予定のない場合は、特に気にしなくてもいい部分です。しかし、これからバリバリ海外旅行をしていこうと思う場合は、マイルの積算率を考えた方がいいです。
飛行機に乗るとマイルが貯まり、貯めたマイルを航空券に交換できる仕組みがあるんです。航空会社が発行する年会費有料のカードはマイルの積算率が良くなります。
しかし、LCCしか乗る予定の無い場合は、特に気にしなくてOKです。
その3:海外旅行傷害保険を基準に絞る
海外旅行傷害保険を基準に絞ると、年会費無料カードで十分に事が足ります。
詳しくは「【究極版】手厚い海外旅行傷害保険が自動付帯する年会費無料のクレジットカード5選+1選」に書いていますので、ぜひ読んでみてください。
その4:海外キャッシングサービスを基準に絞る
海外キャッシングに基準を絞るなら年会費無料のカード「セディナカード」一択です。このカード以上にコスパの良いカードは存在しません。
手数料がめちゃくちゃ安いので、海外キャッシングを考えるならこのカード以外にあり得ません。
まとめ
僕が考える海外旅行で本当に役に立つクレジットカードを選抜すると以下のようになります。
年会費無料カードだけを選抜するなら・・・
- エポスカード
- REX CARD Lite
- 竜馬カード
- セディナカード
旅人玄人を目指して年会費有料カードも混ぜるなら・・・
- 楽天プレミアムカード
- SPGアメックスカード
- ANA VISAワイドゴールドカード
- ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカード
- エポスカード
- セディナカード
という選抜になります。
ご参考になれば幸いです!
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