カナダのバンクーバへは旅行だけではなく、留学やワーホリなどで渡航する日本人が多くいます。
なかでも、移民大国だけあって、各国のレストランが点在しているので世界中の料理を楽しめます。
グルメ巡りの旅にしても楽しみ方の一つとしては最高です。
とは言っても、日本のレストランとは勝手が違うのがカナダです。
今回は日本人の方がカナダのレストランで食事をするときのマナーと、どのようなことに気を付けたら良いのかについてご紹介します。
目次
服装のマナー・気をつけるべきこと
結構カジュアルでOK
服装については、星付きのレストランでない限り、そこまでマナーや気をつけるべきことはありません。
Barに野球のユニフォームで来るカナダ人がいたりしますし、結構オシャレに無頓着なところがあります。
ですが、もし、星付きレストランに行かれる際は、カジュアルフォーマルくらいの服装がベターです。
例えば、男性であればきれい目のジーンズやパンツにシャツ、ジャケット、革靴などでOK。スーツである必要はありません。
女性であればスカートやパンツに、シャツ、ワンピースにカーディガンまたはジャケットなど。派手なドレスなどは必要ありません。
日本と違ってスーツや派手なドレスを着ている人ってあまりいないので、逆に浮いてしまう可能性大です。
スニーカー、スポーツウェア、ダメージジーンズなどは場に適していませんので避けましょう。ビーチサンダル、ミュールなどの靴もNG。
場合によっては入店を拒否されたり、良いサービスを受けられなかったりするので注意が必要です。
サービスを受ける時のマナー・気をつけるべき5つのこと
1:入店時はとにかく待つ
カナダのレストランは日本と違って、ゆったりとしたサービスが基本です。
入店時は、お店に入って勝手に席に座ることはせず、お店の人が案内してくれるのを待つのが基本マナー。
席につくまでに結構時間がかかることもありますが、とにかく待つことが大切です。
2:「すみません」とウェイターさんを呼ばない
ウェイターさんは、お客さんと調理場のタイミングを合わせて注文を取りに来ます。
日本のように「すみません」「注文良いですか?」と声を出して、ウェイターさんを呼ぶのはマナー違反とされています。
声をかけてしまうと、機嫌が悪くなり、対応が雑になるウェイターさんが多いのでご注意ください。
ウェイターさんに来てもらいたい時は、目を合わせて来てほしいことを伝えるようにするのがベターです。
3:水は遠慮せずに頼んでOK
海外に行くと、水は有料になるんじゃないか?と遠慮してしまうことがあるかもしれませんが、ほとんどのレストランでは無料で飲料水を出してくれます。
ここは、日本の感覚と同じなので、遠慮せずに頼んでOKです。
カナダは水道水が飲めて、全然不味くないですし、お腹を壊すこともありませんので、安心して頼んでください。
4:テーブルでお会計するのが基本
お会計はテーブルでするのが基本なので「Can I have bill?(お会計お願いします)」と頼んでお会計をしてもらいましょう。
この時も声を出して店員さんを呼ばないことです。
日本では、割り勘での支払い時は、テーブル全体でまとめて支払いをしますが、カナダでは一人一人個別でお会計をしてくれるのが当たり前の文化です。
これも遠慮なく「Can we get separate checks, please?(お会計は別々でお願いします)」と言えばOK。
5:チップはしっかりと払いましょう
カナダにはチップの習慣があり、ランチ時は10〜15%、ディナー時は15〜20%のチップ率が平均的です。
ですが、お会計時にレシートを先に渡されるので、そこにサービス料が含まれている場合はチップを支払う必要はありません。
チップは、カード払い時はカードで支払えます。
現金払いの時は、現金手渡しするか、テーブルに置いて帰りましょう。
まとめ
いかがでしたか?日本人の方が知っておくと役に立つカナダのレストランでのマナーについてご紹介しました。
カナダのレストランには、日本にはない習慣がたくさんあります。
日本人観光客はチップを置いていかない、ウェイターの人に命令するように振舞う、マナーが悪いなどの悪評も一部ありますので、カナダの慣習をよく理解した上で、スマートに振舞えると素敵ですね。
これらのポイントをおさえて、カナダのレストランでの食事を楽しんでください。
でも、変にビビる必要はありません!