アメリカではドローンにまつわる規制がありますが、今のところ、きちんと事前申請していればドローンを飛ばしてもいい事になっています。
そこで、今回は、アメリカでドローンを飛ばすために必要な申請手続きをステップバイステップでご紹介ていきたいと思います。
目次
アメリカでドローンを飛ばすための義務!FAA登録とは?
アメリカでドローンを飛ばされる方全員に登録が義務付けられている制度です。
登録には、氏名、住所。メールアドレスが必要で、登録すると証明書が発行されます。その証明書には個人IDが割り振られ、ドローンにIDを貼り付けておかなければいけません。
例えていうなら、ドローン版のマイナンバー制度みたいなものです。
登録せずに事故や事件などを起こした場合には、民事の場合で最大で約330万円、掲示の場合で約3,000万円の罰金と最大3年の禁固刑が科される可能性があります。
現地でも登録はできますが、事前にインターネットで登録できますので、渡航前に済ませておくのが無難です。登録は必ずしておきましょう。
登録費用は5ドルかかり、3年間の有効期限があります。
まだ、登録がお済みでない方は、アメリカでドローンを飛ばすために必要なFAA登録方法を図解していきますので、ご参考にしてください。
ステップ0:登録前の準備
アメリカのサイトは、アメリカ国内以外からのアクセスに期生をかけていることが多いです。つまり、日本からアクセス出来ないサイトが多いんです。
そのため、FAAの公式サイトにて問題なく登録手続きが進められるように、まずは、ブラウザの拡張機能をダウンロードしておきましょう。
https://chrome.google.com/webstore/detail/stealthy/ieaebnkibonmpbhdaanjkmedikadnoje?hl=ja
しなくても出来ないことは無いのかもしれませんが、僕はインストールして進めました。
ステップ1:FAA公式ページから登録しよう
FAAの公式HPへ移動し「REGISTER」をクリックします。
FAA公式HP:https://registermyuas.faa.gov/
次に、メールアドレスとパスワードを入力します。パスワードは、8文字以上で数字、大文字、記号を最低1文字入れなければいけません。
例:Abcd123@
というように少し複雑になりますので、忘れないようにメモしておきましょう。
ここまで入力が終わると、登録したメールアドレスに確認メールが届きます。
確認メール内に記載されたURLから登録を進めていきます。
ステップ2:登録情報の詳細を入力
確認メール内のURLをクリックすると、上記のようなページに飛びます。
ドローン飛行の登録なので、左側を選択します。
名前、電話番号、メールアドレスを入力していきます。電話番号は日本の電話番号でOKです。そして、メールアドレスは、登録したものとは別のメールアドレスを入力します。
Physical Address(現住所)
現住所をローマ字で入力していきます。日本にお住まいの方は日本の住所を。違う国にお住まいの方はお住いの国の住所を入力します。
Mailing Address(郵便物送付先住所)
郵便物の送付先住所を入力します。現住所と同じ場合は、チェックボタンにチェックすればOK。もし違う場合は、Physical Address同様に入力していきます。
(僕はこの時、カナダに住んでいたのですが、Physical Addressを実家の住所にして、Mailing Addressをカナダの自宅の住所で登録を進めました。)
アメリカでドローンを飛ばす際の規制について書かれた確認ページです。
上から日本語訳していくと…
- 400フィート(約120m)以下の高度で飛行します
- 目視できる範囲で飛行します
- FAAの空域の要件について理解します
- 人がいる上空を飛行しません
- スタジアムやスポーツイベントの上空を飛行しません
- 火事など緊急事態対応場所の近くでは飛行しません
- 飛行機の近く、特に空港の近くで飛行しません
- 何らかの影響を受けている場合は飛行しません
という事が記載されています。これらに同意する場合は、チェックボックスにチェックを入れて次に進みます。
ステップ3:登録費用は5ドル。決済手続きをしよう
登録費用は5ドルかかります。この際、クレジットカードが必要になります。
決済手続きを終えると、自分の登録番号が画面に表示されます。登録番号の書類はPDFが添付された確認メールが送られてきます。なので、特にメモしたりしておく必要はないです。
こちらが、アメリカでドローンを飛行させるために必要な登録番号です。
ドローンには登録番号が分かるように、機体のどこかに貼り付けておかなければいけませんので、何とかして貼り付けておくようにしましょう。
アメリカのドローン規制状況!飛行できない場所を確認したい場合は?
その1:FAAが定める禁止エリア
上記画像は、FAA(連邦航空局)が定めるドローンの飛行禁止ゾーン(Non-Flying-Zone)を表す標識です。このマークが標識が表示されている場所はドローン飛行が禁止されています。
FAAが定めるドローン規制については公式HPで確認できますので、ご覧になってみてください。
FAA公式HP:https://www.faa.gov/uas/where_to_fly/no_drone_zone/
その2:国立公園内
アメリカでは、国内の主要国立公園内でのドローン飛行は違法として禁じる法律を制定しています。
公園内にドローン飛行禁止の標識があるとは思いますが、標識が無いからと言って国立公園内でドローン飛行をしない方が無難です。
アメリカは、パトロールヘリが飛び回っていますので、すぐに見つかってしまいます。
その3:マップで確認する
- ドローン飛行禁止区域
国立公園の上空(地図上緑色のエリア)と軍用地の上空(紫色のエリア)の飛行禁止エリアを確認できます。 - 飛行場周辺の飛行区域
空港周辺から5マイル(約8㎞)以内での飛行を禁止されていますが、その範囲がどこからどこなのかを地図で確認することが出来ます。 - ドローン飛行のリスクのある場所
飛行が許可されている場所でも、損害や傷害、プライバシーの侵害等の危険性があり、住宅や企業の密集度からリスクのレベルを色分け表示されています。 - ドローン空撮映像
実際にドローンを使用して撮影された動画が表示されます。見てるだけでワクワクが止まりませんね。
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