今回の記事は、ドイツに1年間ワーホリで渡航していた長野さんのドイツでの海外生活体験記です。ドイツでの生活事情やスイスドイツ語とドイツでのドイツ語の違いなど体験者ならではの経験を垣間見れますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
ドイツでワーホリしたいと思ったキッカケ
今からちょうど10年ほど前にドイツにワーキングホリデーで1年間滞在していました。キッカケは、ドイツに行く前にスイスに2年間滞在していて、その時はオーペア(住み込みのベビーシッター)として滞在していたのすが、その任期が2年で切れることになりました。
ドイツ語をもっと勉強したくて、ドイツへ行く事に。行き先はフランクフルトでした。なぜかと言うと、スイスにいたときにドイツ語の交流サイトで知り合ったドイツ人と仲良くなり、その人がフランクフルトに住んでいたので、フランクフルトに行く事を決めました。
ドイツでの生活費用
2006年から2007年までの一年間ドイツのフランクフルトに滞在していました。友達のドイツ人のアパートに1ヶ月200EUROで住まわせてもらいました。
そのアパートはフランクフルトの中央駅から路面電車で20分ほどのところで、友達から家賃(3LDKのアパート)は1ヶ月600EUROだと聞きました。ただ、その友達が言うにはこのアパートはかなり安いそうです。
知り合いの日本人の女性が住んでいたのは、日本人のオーナーさんの4LDKのアパートを4人でシェアしていると言っていました。トイレ、お風呂、キッチン共同で、一部屋借りれて300EUROだと言ってました。ドイツでは1Kとか1LDKのアパートがないので、学生はルームシェアするのが基本みたいです。
お寿司屋さんや居酒屋でアルバイトしていて、夜はまかないが出たので、夕食費はほぼゼロ。朝食と昼食を自分でやりくりしてました。
食費は1ヶ月200EUROくらいだったと思います。そのほかに外食したりするとお金がかかりました。やはり外食は日本より高かったと記憶します。
当時1EUROが170円くらいだったので、余計高く感じました。物価は日本より少し高いです。アルバイト代が1ヶ月1000EUROくらい稼いでいたので、それで十分生活できました。
日本食を知らないドイツ人にドイツ語で説明する難しさ
やはり言葉が一番苦労しました。日本人が経営する、お寿司屋さんと居酒屋でアルバイトしていたのですが、従業員は全員日本人だったので、従業員同士のコミュニケーションは問題ありませんでした。
お客さんが日本人とドイツ人のお客さんが半々くらいだったので、ドイツ人のお客さんとのやりとりが一番苦労しました。日本食をあまり存じていないドイツ人にドイツ語で説明するのは難しかったです。
また、私はドイツ人の友達の家に住まわせてもらったので、その子が銀行の口座をひらいたりするのを手伝ってくれたので、助かったのですが、自分ひとりの語学力でアパートを探したり、銀行口座の手続きはできなかったと思います。語学力は必須です。
スイスで話されるドイツ語はドイツ語ではない!?
嬉しかった事は、スイスからドイツへ行ったので、周りの話していることが多少聞き取れて嬉しかったです。スイスではスイスドイツ語が話されている地域にいたので、いわゆる標準ドイツ語とはだいぶ違う言語が話されていて、街で話されている事が聞き取りづらいんですよね。
他には、ドイツには日本企業や日系の飲食店が多いので、職探しには苦労しないと思います。大都市なら何かしら見つかると思います。日本人コミュニティがあるので、困ったときは相談できるし、助け合えます。
これからドイツへ行こうとしている人へメッセージ
語学力はあるに越したことがないです。私はドイツ人の友達がいたので、生活面でサポートしてもらえたのでかなり助かりました。誰も知り合いがいなくて行かれる方はかなり苦労すると思います。
日本にいる間にできるだけ語学力を向上させておいてください。またコミュニティサイトを利用して、知人を作っておくのがよいと思います。いざとなったときに助けてくれる人を行く前から確保してください。
ドイツの気候は夏はからっとした暑さで日本ほど暑くないです。冬は雪も降りますが、そんなに積もるほどでもないです。ただ冬はいつも天気が悪く、晴れの日が少なかったです。湿った空気で寒かったです。治安はそんなに悪くないと思います。スリやひったくりにもあわなかったですし、滞在中怖い目にあったことはありませんでした。