今回の記事は、アメリカ生活を5年していたAさんの海外生活体験記です。寮生活ではインド人がいたおかげで毎晩インドカレー臭がするなど、面白いエピソードをお持ちのAさん。
アメリカ生活で得たこと、ツラかったこと、良かったことなど実際のエピソードを一緒に読み進めていきましょう。
アメリカ生活を送るようになったキッカケ
大学を日本で卒業し、アメリカで学位をとるために生活を始めました。選んだ地域は東部で、その理由は大学の学費が比較的安かったことと、田舎で落ち着いた静かな環境で
勉強をしたかったからです。
滞在期間と生活費用について
滞在期間は合計すれば5年ほどになります。その間の夏休みなどの休暇期間は日本に帰国していました。
最初のうちは、キャンパス内にある学生寮にルームメイトと暮らし、2年目以降はキャンパスの周辺にある市が運営している学生アパートに入居しました。月家賃は350ドルで電気代と水道代も含まれていました。食費を含めると5〜600ドルくらいが月にかかっていました。
そして、月々の生活費は100ドル〜150ドルを食費とし、インターネット代が50ドル、携帯代が50ドル、その他印刷代などを考えると日本円で換算すると家賃も全部含めて月々10万弱の生活コストがかかっていました。
できるだけ節約をしていましたが、携帯とネット代だけはどうしても必要経費であり
割高だったと感じています。
毎日夜中になると漂うインドカレー臭がツラかった
言語はもちろん最初は大変でした。特に電話対応(電気会社など)は聞こえづらく苦労しました。生活面では日本食がなかなか手に入れられないこと、入れるとしてもかなり割高で購入しなければならないことがストレスでしたね。
大きなトラブルはありませんが、学生寮なので、土日は賑やかなパーティーが行われていたり民族の違いでインド人が住んでいた時には、夜中に毎日カレーの匂いがしてきていました。
今となっては笑い話ですが、クレームも言うこともできないので我慢するしかなく、ストレスを感じることもありました。
アメリカ生活での収穫は自分の意見を持てるようになったこと
アメリカ生活で良いなと思ったことは、スーパーでは日本で見たこともないようなたくさんの種類の野菜や果物をグラム単位で購入でき、いろいろなサラダを楽しめました。また香辛料なども豊富で見るだけで楽しめたことは日本と違う点です。
文化的な違いを言えば、言語の壁はもちろんありますが、アメリカ人は目が合えばニコッと微笑むしレディーファーストなので、ドアを開けてくれたり荷物を持ってくれたりと国籍を問わず皆が親切にしてくれたことです。
おかげで孤独な気持ちや異文化での不便さをあまり感じずに生活ができました。
留学の最大のメリットというか収穫は、自分の意見をしっかり持てるようになったことと日本での生活がどれだけ楽で良いものかと逆に思い知らされたことです。日本に帰国してから普段の生活を噛み締めて生活するようになりました。
主張する勇気こそ海外生活では大事なこと
まずは身の安全を確保することが何より大切です。そのためには語学はしっかり学ぶ必要がありますし、自分の意見や思いをしっかり主張できる勇気を持つことが大事だと感じます。
さらに、価値観の異なる人が思っている以上にいること、その人たちと関わることで驚いたりがっかりすることはありますが、常にポジティブに寛容に受け止めることが自分の幅、そしてアメリカ生活の幅を広げることにつながると思います。