ノマドの生活に至るまでにはそれなりの経緯があった
2016年3月27日からフィリピンのセブ島での3ヶ月間の語学留学を経て、7/1からカナダのバンクーバーへ行くために一時帰国中です。
10年来、思い続けた最愛の人と世界一周をするという夢を叶えている最中ですが人生最高に楽しいです。本当に幸せです。
あの時の苦しさ。あの時の挫折。あの時の悔しさ。あの時の苦い思い出の全てが感謝に変わっています。不思議です。
あの時、会社員で鬱っぽくなっていなかったら…
あの時、先輩とやっていた会社が上手くいっていたら…
あの時、たくさん恥をかいていなかったら…
こうして印税収入のような形でお金を稼ぎながら世界一周をするノマドライフを送るキッカケもなかったし、今の最愛の彼女とも出会うことがなかった。
あの出会いが。あの出来事が。自分では把握しきれていなかった自分の進みたい道に連れて行ってくれていたんだと思うと涙が出そうになります。
膨大な移動距離を体験して気づいた事
世界一周の旅に出る前もノマド生活というか、もはや旅人のような生活をしていて、1年の半分は日本各地、たまに海外を転々とし、バッグを背負いながら場所を変えて生活をしていました。その経験も踏まえて、たった1つだけ気づいたことがあります。
「たった1つしかないんかい!」というツッコミは横に置いて聞いて欲しいんですが…。
そのたった1つというのは
「人の考えること、感じることは空気感に影響される」
ということです。
もっと言うと
「環境に影響される」
ということです。
どれだけ実力があろうが、どれだけ頑張ろうが、それらの努力全てが環境によって踏み潰されてしまうことの方が大きいということです。
それは、気候だけでも違いが生まれます。
暖かい国で感じることや考えることと寒い国で感じることや考えることはどうしても違います。新潟の冬は晴れる日がほとんどないのですが太平洋側の東京や名古屋だと快晴の日が続いています。
天候が違うだけでも、気分やノリはだいぶ違うことに気がつきました。
コミュニティでも同じです。
仕事を前向きに進める環境と仕事を適当に進める環境とでは、自分の発揮できるパワーは大きく変わってくることに気がつきました。むしろ、実力があることで煙たがられる事の方が多いのではないかと感じるくらいです。
そして、それらの事が海外に長期いたことで自分の中で確信したのです。
例えば、元気な国にいるときは何もしなくてもポジティブな考え方になります。
セブにいれば、みんな陽気で人生楽しんでこうぜ!的な空気感が漂っているので、自分がポジティブ思考になるように意識しなくても勝手にポジティブな考え方になってしまいます。
同じように、海がキレイなリゾート地に行けば、ゆっくりとした時間に影響されて、のんびり生きようと思います。こんな時間の過ごし方って本当に贅沢って思います。
しかし、ビジネスが活発な地に行けば、もっと仕事を頑張らないと!もっと活躍したい!と思います。
セルフイメージの高さと自分への過信は別物
場所を変えるだけで、別人ような事を考え始めるので、自分に驚きます。というか戸惑っていました。昨日までのやる気はどこに行った?ということは今までたくさんありましたが、昨日までの自分はどこに行ったんだ?と。笑
移動をしすぎて自分をどこかに置いてきたんじゃないかと錯覚するくらい困惑していたんです。
そんな経験から、それは自分が悪いのではなく、そもそも自分というのは、あてにならない性質なんじゃないかと思い始めるようになりました。
結局、人には自分というものがあるようで本当はほとんどないのではないかと思うようになったんですよ。
じゃあ、何によって自分というものが成立しているか?ということを深く考えた時にこんな答えが出てきました。
人は環境に依存する弱い生き物
実は、「環境の影響」が自分自身を作っていく上で、ほとんどを占めているのではないかと思ったのです。
これは、僕の興味深い実体験です。
僕は、日本体育大学で軟式野球部で野球をしていました。全国大会に出て優勝するのが当たり前と囁かれていたくらい常勝チームだったんです。入部した時は全国5連覇中でした。
でも、部員の中で甲子園出場経験者は1〜2人で、甲子園に出なかったものの有名校出身者の数も少ない。
なので、入部当時は個人能力の高い人の集まりとは決して言えないんです。
でも、ごくわずかな上手な人に引っ張られて、全然上手じゃなかった人がどんどん上手になっていくのを目の当たりにしていました。1年の時はそんなに上手くなかったけど4年になる頃には後輩からお手本にされるプレーをするようになっていた。
これって、確かにもともと個人の能力もあったかもしれないけれど、環境によって引き出された部分が大きいわけです。
自分より上手な人に囲まれてプレーすることで、どんどん上手になっていく。
脳科学的にミラーニューロンなんて言われたりもしますが、こういう事が科学的に証明されていたりします。
それくらい環境の力って影響力がるもんなんですよね。
それらを自分の人生に置き換えるとこんな事が見えてくる
じゃあ、こういった事を自分の人生にどう応用を効かして取り入れていけばいいか?ということが重要になってきますよね。
人はそれぞれ、異なる特性を持っていると思います。
運動神経が悪い人がいくらオリンピック選手を目指しても実現するのは難しいと思います。
大切なのは、自分に合った事をすることなのかなと思います。
そのためには、自分の才能をいち早く見つけたり気づくことが大切になってきます。
自由に生きるためには、自分の才能というのがかなり重要になってきますので、この辺の話はまたおいおいとしていきたいと思います。
お勤めの場合は、なかなか働く環境を選べないとは思いますが、それ以外の時間をどんな環境で過ごすかを選ぶことが出来ると思いますので、環境選びはきちんと選ぶことをオススメします。
ノマドライフを送りたい人は、ノマドライフを送っている人がいる環境へ。
世界一周をしたい人は、世界一周をしている人がいる環境へ。
自分が実現したい世界をすでに実現させている人の環境に身を置くことが何よりの近道になりますよ。