パタゴニア周遊をしてみた経験をもとに、おすすめ観光スポットとモデルコース、モデルルートについてまとめてみました。
これからパタゴニア旅行をする人のお役に立てたら幸いです。
目次
ここだけは絶対!おすすめ観光スポット
地球最果ての地!ウシュアイア
アルゼンチンにある世界最南端の町のウシュアイアは、パタゴニア周遊旅行のスタート地として選ぶ人も少なくありません。
観光スポットは、世界最南端の郵便局、世界最南端の列車「世界の果て号」、90種類以上の動物が生息し、ペンギンがたくさん見れる事で有名な「フエゴ国立公園」が鉄板です。
関連記事:ウシュアイアのおすすめ観光スポットとATM・両替・食事情まとめ
パイネ国立公園
パイネ国立公園はチリにある国立公園で、パタゴニアと言えばパイネ国立公園という人も少なくありません。
山、湖、森、氷河などの自然が広がり、パタゴニアの魅力が凝縮された場所です。まさにパタゴニアの縮図です。
パイネ国立公園の楽しみ方は2通りです。
- 観光バスで1日で周遊
- トレッキングで1日〜数日かけて周遊
観光バスは1日かけて、園内の有名な観光地を巡ります。
長時間歩くのが苦手な方や、あまり時間のない方にはおすすめですが、写真でよく見かけるパイネの山を見ることが出来ないのが痛恨の痛手です。
一方、トレッキングは、日帰り、2泊3日(Vコース)、4泊5日(Wコース)と日数に応じたコースがあります。
トレッキングをしたいけど、持ち物がないから諦めるしか無いとは思う必要がなく、レンタルできるので積極的に参加してみましょう。
日帰りトレッキングでの注意点は特に無いのですが、宿泊をしながら周るトレッキングは、キャンプサイトorロッジの事前予約が必要です。
特に、ベストシーズンの12月〜3月は早めに予約をしましょう。思っている以上にすぐに予約が埋まります。
ペリトモレノ氷河
パタゴニアの氷河と言えば、ペリトモレノ氷河と言われるほど有名な場所です。
ペリトモレノ氷河には3つのツアーが用意されているので、いずれかに参加してみましょう。
- 氷河トレッキング
- 氷河カヤック
- 展望台から鑑賞
一番のおすすめは氷河トレッキングです。
ただ、どのツアーでもいいので、絶対に参加して欲しいです。
氷河の崩れ落ちる轟音や様子を目の当たりにすると「ああ、なんて自分はちっぽけな人間なんだ」と、一瞬で悩みが吹き飛ぶほど魂を揺さぶってくれます。
関連記事:ペリトモレノ氷河トレッキングツアーの行き方・料金・ベストシーズン・詳細まとめ
フィッツロイ
世界的有名なアウトドアブランド、パタゴニアのロゴになっている山です。
パタゴニアの観光名所で唯一お金がかからない場所です。もちろん入山料もありません。
日帰りで登れるので、パタゴニアの中では最も気軽な観光スポットです。ただし、無料だからと侮るなかれ。僕はパタゴニアの中で一番お気に入りの場所です。
特にフィッツロイの山が朝日で真っ赤に焼ける光景は、南米で一番感動しました。
関連記事:朝日で真っ赤に焼けるフィッツロイ!登山の日帰りトレッキングコース・行き方・持ち物まとめ
パタゴニア観光の所要日数
上記4ヶ所を周るなら最低でも10日は必要です。天候などの予備日を考慮していますが、何も考えずに弾丸で行くとしても7日は欲しいところです。
パタゴニアのベストシーズン
12月〜3月までがベストシーズンと言われています。
しかし、パタゴニアがほんの少しの期間だけ紅葉になるタイミングがありますが、この時期こそがベストシーズンだと言っている人もいます。
おすすめのモデルコース
パタゴニアは本当に広いので、事前にしっかりとルートを決めておくことを強く推奨します。
ルートを決める時に肝になってくる事が「どこから入ってどこに抜けるか?」という入口と出口です。
パタゴニア周遊だけで訪れる人と、南米周遊で訪れる人と、世界一周中に訪れる人とでは、入口と出口が全く変わってきますので、まずは「どこから入ってどこに抜けるか?」という入口と出口を決めることからです。
ブエノスアイレスから入ってサンティアゴに抜けるルート
- ブエノスアイレス⇒ウシュアイア:飛行機
- ウシュアイア⇒エル・カラファテ:飛行機
- エル・カラファテ(ペリトモレノ氷河)⇒エル・チャルテン(フィッツロイ):バス
- エル・チャルテン⇒エル・カラファテ:バス
- エル・カラファテ⇒プエルト・ナタレス(パイネ国立公園):バス
- プエルト・ナタレス⇒プンタ・アレナス:バス
- プンタ・アレナス⇒サンティアゴ:飛行機
というルートが効率的です。
飛行機をたくさん使っていますが、この路線はバスと同じくらいの金額なので、飛行機がおすすめです。
サンティアゴから入ってブエノスアイレスに抜けるルート
- サンティアゴ⇒プンタ・アレナス:飛行機
- プンタ・アレナス⇒ウシュアイア:バス
- ウシュアイア⇒エル・カラファテ(ペリトモレノ氷河):飛行機
- エル・カラファテ⇒エル・チャルテン(フィッツロイ):バス
- エル・チャルテン⇒エル・カラファテ:バス
- エル・カラファテ⇒プエルト・ナタレス(パイネ国立公園):バス
- プエルト・ナタレス⇒エル・カラファテ:バス
- エル・カラファテ⇒ブエノスアイレス:飛行機
なるべく安く楽をしたルートです。
もしお金に余裕があるなら、サンティアゴ⇒ウシュアイアに飛んで、プエルト・ナタレス⇒ブエノスアイレスに飛ぶのが最短です。
ブエノスアイレスから入ってブエノスアイレスに抜けるルート
- ブエノスアイレス⇒ウシュアイア:飛行機
- ウシュアイア⇒プンタ・アレナス:バス
- プンタ・アレナス⇒プエルト・ナタレス:バス
- プエルト・ナタレス⇒エル・カラファテ:バス
- エル・カラファテ⇒エル・チャルテン:バス
- エル・チャルテン⇒エル・カラファテ:バス
- エル・カラファテ⇒ブエノスアイレス:飛行機
サンティアゴから入ってブエノスアイレスに抜けるルート
- サンティアゴ⇒プンタ・アレナス:飛行機
- プンタ・アレナス⇒ウシュアイア:バス
- ウシュアイア⇒エル・カラファテ(ペリトモレノ氷河):飛行機
- エル・カラファテ⇒エル・チャルテン(フィッツロイ):バス
- エル・チャルテン⇒エル・カラファテ:バス
- エル・カラファテ⇒プエルト・ナタレス(パイネ国立公園):バス
- プエルト・ナタレス⇒プンタ・アレナス:バス
- プンタ・アレナス⇒サンティアゴ:飛行機
パタゴニア周遊前に準備しておきべきこと
アルゼンチンもチリもATMの手数料がとにかく高かったです。手数料が700〜1,000円くらいです。
しかも2万円ほどの少額しか引き出せ無いので、ATMでのお金を引き出すのは緊急用と考えておきましょう。
また、クレジットカードが使える場所もそんなに多くないので、多めにUSドルを持っておくと便利です。
パタゴニアの治安
パタゴニア地方の治安はどこも良いです。普通に夜間でも一人歩き出るほどです。
まとめ
費用は結構かかりますが、それに見合う価値がパタゴニアにはあります。
なかなか行ける場所ではないので、お金をケチらずに色んなツアーに参加して楽しんでみてくださいね!
本当に最高でした!!