バルセロナ観光をするにあたりガウディ建築のサグラダ・ファミリアと一緒に回っておきたい「グエル公園」。
ここもガウディ建築の一つで、サグラダ・ファミリアや他のガウディ建築とはまた一味違う魅力を放っています。当記事では「グエル公園」のレポートとともに、チケット予約方法や行き方、所要時間をご紹介していきます。
サグラダ・ファミリア同様、春から秋にかけての観光シーズンは非常に混雑しますので、事前予約必須です。
目次
グエル公園とは?
1900年代初頭に工業化が急速に進んでいたバルセロナ。それにバランスを取るような形で人が自然と芸術に囲まれて暮らせる新しい住宅地を作ろうとしたガウディとグエル。
しかし、二人の発想と自然の中で暮らす価値観は理解されず、広場、道路などのインフラが作られ、住宅60軒の建築が計画されていたが、工事は中断。中断後は市の公園として寄付され今に至ります。
一時、ガウディが住んでいた家が、ガウディ記念館として公開されています。それでは、次にグエル公園観光で失敗しないためのポイントです。
グエル公園を攻略
- 事前予約をする
- 入場時間に厳しいため早めの行動をする
- スニーカーがベター
- 夏場は8時、冬場なら8時半前に入場していれば無料で入場できる
グエル公園のチケット予約購入方法
特に春から秋にかけては、バルセロナのベストシーズンになるため、非常に混雑します。チケットを事前購入していないと入場まで何時間待ちになることが普通です。
グエル公園はチケット制で、事前にネット予約しておくと1ユーロ割安になりますし、予約しておけば確実に入場できますので、2〜3日前までにはチケット予約をしておくのがおすすめです。
チケット購入方法は
- 日本語サイト「voyagin」で購入
- 公式サイトで購入
- グエル公園の窓口で購入
の3通りありますので、それぞれ詳細を見ていきましょう。
日本語サイト「voyagin」で購入する
公式サイトで購入するより割高になりますが、日本語に対応しているので英語に不安がある方でも安心して購入出来ます。それだけではなく、日本円で購入可能なため決済時の為替レートに影響されることもありません。
もちろん当日券購入の列に並ぶことなく、優先入場の列からグエル公園に入場可能なので、旅行先で時間をムダにすることもありません。
英語が苦手で安心して確実にチケットを確保しておきたい場合は、voyaginがおすすめです。
リンク:グエル公園のチケットを購入する
公式サイトで購入する
料金区分 | 事前予約 | 当日券 |
大人 | 7ユーロ | 8ユーロ |
シニア(65歳以上) | 4.9ユーロ | 5.6ユーロ |
子供(7〜12歳) | 4.9ユーロ | 5.6ユーロ |
子供(7歳未満) | 無料 | 無料 |
対象年齢の場合は、割引されます。当日は年齢を確認できる証明書を持参しましょう。(パスポート推奨。日本語の免許証などはNG)
1:チケットの種類を選択
グエル公園の公式サイトにアクセスし、チケットの種類を選択します。
リンク:グエル公園公式サイト
10名未満で購入の場合は「Individual purchase」を。10名以上で購入の場合は「Purchases for organised groups」をクリックします。ここでは「Individual purchase」にて解説を進めていきます。
一番上にチェックボックスを入れていますが、こちらが一般入場チケット。下2つは順番にガイドツアー、プライベートガイドツアーとなっています。ガイドに日本語はないので、ご注意ください。
チェックボックスにチェックを入れたら「Continue」をクリックします。
2:チケットの購入枚数を選択
まずは、対象のチケットの種類を選択します。
- General ticket(大人):7ユーロ
- Children from 7 to 12(子供7〜12歳):4.9ユーロ
- Children from 0 to 6(子供0〜6歳):無料
- Over 65(シニア65歳以上):4.9ユーロ
- Targeta rosa(バルセロナの高齢&障害者手帳保有者):無料
- Disabled person(障害者):無料
- Accomp.Disabled person(障害者の介助者) :4.9ユーロ
その後、チケット枚数を選択し「Continue」をクリックします。
3:日付を選択
カレンダーが表示されるので、希望の日付をクリックします。クリックできない日は完売などの理由で選択できないようになっています。最大3ヶ月先まで予約可能です。
クリックできたら「Continue」をクリックします。
4:入場時間を選択
グエル公園は、時間帯で入場制限をかけているため、チケット予約時に入場時間を指定しなければいけません。「Smart time」は入場時間の事です。希望の入場時間帯を右のチェックボックスにチェックを入れ「Continue」をクリックします。。
選択できない時間帯がある場合は、完売している時間帯です。
すると、確認画面が出てきます。間違いがなければ「Continue」をクリックします。
5:個人情報を入力
個人情報を入力していきます。全ての枠を入力する必要はなく、赤枠で囲ってある部分のみでOKです。
- First/Last Names:名/姓
- Country:「Japan」を選択
- Telephone:電話番号03-333-3333の場合⇒先頭に81を付けて最初の先頭の1桁目を外して入力します⇒810333333333
- E-mail:GmailなどのPCアドレス推奨
- Confirm E-mail:メールアドレス再入力
入力を終えたら、2つのチェックボックスにチェックを入れて「Pay」をクリックします。
6:決済
決済はVISAかMasterブランドの付いたクレジットカードorデビットカードのみです。カード情報を3点入力します。
- Card Number:クレジットカード番号
- Expiry Date:有効期限
- Security Code:セキュリティコード(カード裏面に記載されている3桁の数字)
入力後「OK」をクリックします。
7:予約完了メールが届く
noreplypguell@bsmsa.catというメールアドレスから予約完了メールが届きます。届かないなぁという方は迷惑メールフォルダを確認してみてください。
そのメールに入場時に必要なQRコードと領収書が添付されています。QRコードは当日必要になりますので、スマホに保存していつでも出せるようにスクショなどをしておくか印刷しておきましょう。
当日券の購入方法
当日券の購入は、公園内に3ヶ所設置されているチケット売り場で購入するか、レセップス(Lesseps)駅かバイカルカ(Vallcarca)駅に設置されている自動券売機で購入可能です。
グエル公園の行き方とアクセス
Google maps:こちら
バルセロナ中心地から少し離れた場所にあるため、アクセスが少し悪くバスや地下鉄を乗り継いで行く事になります。
バスでアクセスする
市バス24番
カタルーニャ広場、カサ・ミラ、カサ・バトリョなどの前にバス停留所がるため、例えば、カサ・バトリョを見た後にグエル公園に行くという回り方をするとアクセスしやすく、なおかつガウディを満喫出来るコースになります。
グエル公園までの所要時間は20〜30分です。
市バス92番
グエル公園東口入口の目の前にバス停留所があるので、とても分かりやすいです。
地下鉄+バスでアクセスする
市バス116番
地下鉄3号線のレセップス(Lesseps)駅、地下鉄4号線のジョアニック(Joanic)駅から116番バスに乗るとグエル公園正面入口に停まります。T-10の回数券で移動していると、無料で乗り換えが出来るので便利です。
最寄り駅から徒歩で行けないことはないので、歩いてみるのも楽しいと思います。僕は街歩きが大好きなので、20分くらい歩きましたが、雰囲気を楽しめました。でも、登り坂ばかりなので、体力に合わせたご選択を。
開館時間
開館時間は時期によって異なるため要チェックです。
- 3/27〜5/1:8:00〜20:30
- 5/2〜8/28:8:00〜21:30
- 8/29〜10/29:8:00〜20:30
- 10/30〜3/26:8:30〜18:15
休館日はありません。
観光の所要時間
有料エリアだけならゆっくり回って60分くらいで回り切る事が出来ます。
グエル公園の様子レポート
公園の外壁部分にグエル公園のマークが粉砕タイルで装飾されています。
ここがグエル公園の入口です。入っていきましょう!
入場
グエル公園の有料範囲に入場する際は、入口に入場時間が書かれたボードが出ていました。13:00〜13:30の時間帯のチケットだったので、列に並びます。
スマホに保存しておいたQRコードを見せると、係員が端末でピッとスキャンします。なかなか画期的ですよね。そして、入場と同時にWiFiをチェック。
「parkguell」で繋がります。
歩いていくと、独創的なモニュメントの数々。100年以上も前にこのような装飾の都市を作ろうとしていたガウディの頭の中はどうなっていたのでしょうか。凄すぎます。
左手に大行列が出来ていました。ここがガウディが一時期住んでいた家です。45分待ちだったので並ぶのを諦めましたが、ガウディ好きにはたまらないお部屋ですよね。
かなり独創的な世界観を味わえると思います。
中央モニュメント階段
ここが正面のモニュメント階段です。ここを背景に記念写真を撮っている人がたくさんいました。ここには破砕タイルで装飾された噴水が2つあります。
一つはヘビの噴水。口から水が出ているので、少々お下品に見えますが、カッコイイ。円盤部分は、カタルーニャ州の紋章である赤と黄のストライプになっているそうです。
階段周りの装飾も美しい。
二つ目の噴水は、グエル公園の象徴となっているトカゲの噴水です。トカゲではなくドラゴンという説が有力ですが、未だに何なのかが分かっていないみたいです。
一体何を示しているのか。興味深いですね。
観光客が集中するスポットなので、記念写真を撮るのに一苦労するかもしれません。
大体こんな風に何組かの観光客とかぶります。
続いて、後方にある列柱ホールへ。
列柱ホール
Post from RICOH THETA. – Spherical Image – RICOH THETA
360°の写真です。スマホでご覧の方は、画面を指で触ると好きな角度に動かせます。
86本もの柱があり、ちょうど上にあるベンチのテラスを支えている役割があります。それとは他に、テラスに溜まった水を柱を通して貯水する機能性も備わっているそうです。円柱の下は貯水槽になっているんだとか。
天井にある円形タイル。それでは、そのまま上に上がります。
上がっていく途中に見える竜のモニュメント。テラスに水が溜まると竜の口から水が排水されるそうです。
上のテラスに行くと、ところどころくぼんでいます。
多くの人が装飾されたベンチに腰をかけているので、なかなか思ったような写真は撮れないですね。
ベンチのタイルは鮮やかです。
ここに係員がいますが、入場口になっていて、ここから外へ出てしまうと有料範囲の場所には再入場できなくなります。
ブガデラの回廊(洗濯女)
テラス横の階段を降りてブガデラの回廊(洗濯女)にやってきました。なぜ洗濯女と言われているのかは・・・
この回廊の名前の由来となった洗濯かごを入れた女の像です。
洗濯女のアップ。
もはやさっきまでのグエル公園の雰囲気とは全く別世界。遺跡群を回っている気分になります。
ここにこそトカゲが出てきそうで、ここがバルセロナだったことを忘れさせてくれます。
記念写真にもいいのではないでしょうか。
回廊をぐるっと回ってくると、お菓子の家と呼ばれる建物。中はおみやげ屋さんになっています。
帰りは、タクシーでもバスでも移動手段がありますので、困ることはありません。ぜひグエル公園を満喫してきてくださいね。
まとめ
グエル公園は他のガウディの建物と比べると入場料が半額なのでお得です。そして事前予約は必須です。すごく良かったので、ぜひ訪れてみてくださいね!
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