世界一周用の長期海外旅行保険を9社徹底比較&考察!海外旅行歴10年の僕が選んだのはここ!

世界一周のための長期間の海外旅行保険はどこがいいのか?

結論からお話すると、僕は「保険デザインパートナーズ(株)」にて1年間の海外旅行保険に加入しました。金額は137,550円。

もし、1年を超える場合は、一時帰国をしてクレジットカードの利用付帯保険を復活させるか、渡航中でも加入可能な「world nomads」の海外旅行保険に加入する予定です。

めちゃくちゃ調べ尽くした結果、上記の結論に至りました。そこで、この記事では、世界一周の海外旅行保険にまつまる全てを網羅して解説していきます。

そもそも海外旅行保険って必要なの?というお話から、海外旅行保険の項目、保険会社9社を比較した考察、保険デザインパートナーズを選んだ理由という順番でご紹介します。

では、まずは、世界一周に海外旅行保険は必要なの?という話題から。

目次

「てか、世界一周に海外旅行保険は必要なの?」

世界一周はお金がかかるものですが、その準備だけでかなりの出費があります。準備金だけでゾッとする人も少なくないはずです。その中でもトップクラスに費用がかかるのが「海外旅行保険」です。

調べれば調べるほど萎え度が上がる。なぜなら、1年間世界一周の旅に出ることを想定し、1年間分の海外旅行保険の見積もりをしてみると、海外旅行保険料が安くて20万円、高いと40万円を超えるものまであります。

そうなると・・・

「東南アジアなら2〜3ヶ月旅が出来るぞ」「ヨーロッパを満喫出来るじゃん」「いいカメラ買える」

という発想になるのは、きっと僕だけではないと思います。そして、結局、海外旅行保険のお世話にはならなかったという旅人も多い事から・・・

「そもそも、海外旅行保険っているの?どうなんだい?」とさえも思ったり。

しかし、Xデーがいつ起きるかは誰にも分かりません。僕自身も「俺は大丈夫♪」と楽天的に思うタイプでしたが、カンボジアで事故に遭遇してからは、かなり敏感になっています。

▼当時の事故映像▼

運良くパソコンやスマホ、カメラなどの身の回り品が水没しただけで済みましたが、ケガをして現地の病院に行かなければいけない事態になっていたら大変な事になっていました。

何が大変かって病院にかかるお金です。ご覧頂くとゾッとすると思います。

参考サイト:海外での事故例と病院でかかった実際の金額一覧

もし、海外旅行保険に加入していなければ、数百万円もの高額なお金を現地通貨で用意しなければいけません。ハッキリ言って無理です。

世界をナメている人間からトラブルに巻き込まれ痛い思いをする。きっと、世界はそんな場所です。

万が一のために、海外旅行保険は入っておこう。恐怖でしかない。

世界一周・バックパッカーのための海外旅行保険の補償項目

主な保証項目は以下7項目です。

  • 【傷害死亡・傷害後遺障害】
    ケガが原因で死亡したり後遺症が残った場合に支払われる補償。
  • 【治療・救援費用】
    ケガや病気時の病院での治療・入院費やヘリコプターでの搬送費。本人に何かあった際に家族が現地に訪れる際の交通費・滞在費。
  • 【疾病死亡】
    病気が原因で死亡した場合に支払われる補償。
  • 【賠償責任】
    誤って第三者の物品を壊した場合や、人にケガをさせた場合の賠償金の補償。
  • 【携行品損害】
    旅行に持って行った所持品が壊れたり盗まれた場合の損害額の補償。
  • 【航空機寄託手荷物】
    利用した飛行機が遅れて荷物が受け取れず、その時に必要な生活用品を購入した時の補償。
  • 【航空機遅延】
    飛行機や航空会社のトラブルで遅延した場合の予期せぬ宿泊や滞在の場合の補償。

全てに加入しておくのが定番ですが、この中で全てが必要なものか?と言えばそうでもありません。

傷害死亡や疾病死亡に関しては、死んだ後にお金が入ってきても墓場には持っていけないですし、航空機寄託手荷物と航空機遅延は、そこまで大きな出費にはならないので、あったらいいなという程度です。

特に重要視すべき項目は「治療・救援費用」「携行品損害」「賠償責任」の3項目。この3項目はなるべく多めにかけておいた方が安心です。

なぜなら、海外旅行中にトラブルに遭う可能性が高いのは、ケガ・病気・事故・盗難、そして、詐欺による冤罪です。そして、これらのトラブルに遭うと、自己資金では到底支払えない額になる可能性が高い。

そのため、僕は、この3項目の補償額を軸に海外旅行保険のプランを検討していきましたし、実際に保険デザインパートナーズの担当者の方からもそのような教えを頂戴しました。

これを念頭に置きながら、海外旅行保険に関するブログやサイトを目を皿のように回しながら、時には電話で問い合わせてみながら海外旅行保険会社をピックアップ。

そして、9社に絞って比較をしてみました。僕が比較した9社は以下になります。

世界一周のための海外旅行保険を比較した9社

  1. 金子秀人損害生命保険事務所(損保ジャパン)
  2. AIU保険会社
  3. ジェイアイ傷害火災保険
  4. 東京海上日動
  5. あいおいニッセイ同和損保
  6. 三井住友海上
  7. 保険デザインパートナーズ
  8. グローブパートナー
  9. world nomads

9社もあったら比較するのが相当面倒。そこで、ある程度基準を設け、さらに3社くらいまで選抜することにしました。選考基準は以下です。

選考基準

  • 1年間の海外旅行保険があること
  • 1年間で保険料が20万円台後半になる会社は除外
  • 海外旅行保険が適用外になる国がある会社は除外
  • キャッシュレス診療があること

上記4つの選考基準を設け、選考開始!

一次選考開始!

では、3社ほどに絞れるために選考開始です!(字が汚い…笑)

1:金子秀人損害生命保険事務所(損保ジャパン)

「世界一周 海外旅行保険」と検索すると、一番上に表示されるので、調べている人はすでにご存知かと思います。僕が語学留学していたセブ島のクロスロードという学校の経営者、岡本夫妻にも「おすすめだよ」と紹介してもらっていました。

なので、実際に問い合わせをしてみました。保険内容も良くて対応も早くて何だか良さそう。

過去の保険金のお支払い状況から、治療救援費用の保険金額が2,000万円または3,000万円のS19、K20、K21、K22等をお勧め致しますが、限定プラン(タイプ)が安価です。

というメールを頂戴しました。限定プランは携行品損害が0〜10万円のものしか無かったので、除外。S19、K20、K21、K22それぞれ22〜24万円で、補償も申し分なしです。一次選考合格です。

金子さんのHP:こちら

2:AIU保険会社(※除外)

AIUの海外旅行保険の特徴は以下の通りです。

  • 家族なら代理で保険期間の更新が可能
  • 保険期間内に帰国した場合は、残存期間の保険料が返金される
  • キューバ、イラン、スーダン、ミャンマー、シリアは滞在期間31日以内なら適応

保険料的には他社と比較すると割安。一番補償がしっかりとした高額プランでも6ヶ月で108,180円。1年間だと216,360円です。申し分なし。

しかし、このような保険条件がありました。

  • キューバ、イラン、スーダン、ミャンマー、シリアは保険適応外(※除外理由)

キューバ、イラン、スーダン、ミャンマー、シリアが保険適用外になるのは正直痛い。キューバにもイランにもミャンマーにも行きたいから後ろ髪を引きずられる思いで除外。

もし上記5ヶ国に訪れない場合は、資料請求して検討してみるのもありです。

公式:AIG

3:ジェイアイ傷害火災保険(※除外)

1年間の海外旅行保険に加入でき、1年を超えた場合は、現地から更新手続き可能で、最大2年間延長出来ると耳にして問い合わせてみましたが、最大3ヶ月までしか無いと言われたため、試算するまでもなく除外。

4:東京海上日動

おー!なかなか安い。携行品損害の補償額がもうちょっと欲しいけど、ひとまず基準をクリアしているので一次選考合格。

参考サイト:東京海上日動の海外旅行保険試算

5:あいおいニッセイ同和損保(※除外)

なんと40万円超え!高すぎてお話にならないため、除外。

参考サイト:あいおいニッセイ同和損保の海外旅行保険試算

6:三井住友海上(※除外)

こちらも40万円超え!同じく高すぎてお話にならないため、除外。

参考サイト:三井住友海上の海外旅行保険試算

7:保険デザインパートナーズ

保険デザインパートナーズ(株)に直接お問い合わせしないと出てこない保険プランです。「詳細を出さないで!」と言われたので、簡単な画像になっちゃいますが、ご了承ください。

保険プランは他社と同じですが、バラ掛けが出来て、圧倒的に安い。本当に優秀なものって検索では出てこないものなんですかね。

もちろん一次選考合格。

保険デザインパートナーズHP:こちら

8:グローブパートナー(※除外)

特殊な海外旅行保険で、ドイツの保険会社の保険です。そのため、日本の保険会社とはルールが少し違い、出国後の加入やオンラインにて申込可能です。

なので、出国後3ヶ月間はクレジットカードの利用付帯保険。その後9ヶ月間はグローブパートナーの保険に加入するという組み合わせ技が使えます。料金的にはかなりお値打ち。

  • 料金 35歳未満:531ユーロ/9ヶ月、36歳以上:702ユーロ/9ヶ月
  • 傷害・疾病治療、救援支援:100%補償
  • 緊急歯科治療:年間300ユーロ
  • 携行品補償:無し
  • キャッシュレス診療:無し(入院時は有)
  • 日本語問い合わせ:可能
  • 現地医療機関での通訳サービス:無し
  • 加入条件:契約直前まで同等の補償の医療保険(クレジットカードの付帯保険OK)に加入していること

料金的にものすごく安価。魅力的。しかし・・・

  • 現地医療機関での通訳サービスが無い
  • 携行品補償がないこと

というのが僕の中では、除外対象となりました。

現地医療機関での通訳サービスは、日本の海外旅行保険には必ず付いているサービスなんですが、これが無いと現地の病院で診察&診療時に、自分の言葉で現地の医者に状況を説明をしなければいけません。

「この辺がズキズキ痛むんです」「ここがツンとくる痛みなんです」みたいな細かいニュアンスをどう伝えればいいんだ。そんなの無理だ!笑

また、スマホ、パソコン、ミラーレス一眼レフカメラ、ドローンなどのガジェット系を持っていくので、万が一の事を考えると携行品補償無しはキツい。ここで保険料をケチりたくない。

という事で除外しました。英語が喋れる人にとって、コスパは最強レベルです。

公式HP:グローブパートナーの海外旅行保険

9:world nomads

こちらも特殊な海外旅行保険で、オーストラリアの保険会社の保険です。グローブパートナー同様に、出国後の加入やオンラインにて申込可能です。

そのため、出国後3ヶ月間はクレジットカードの付帯保険。その後9ヶ月間をworldnomadsに加入すると試算。

  • 料金:904ドル(≒約10万円)/9ヶ月(Standardプラン)
  • 傷害・疾病治療や救援支援:500万ドル
  • 緊急歯科治療:年間300ドル
  • 携行品補償:2,500ドル
  • キャッシュレス診療:有り(条件付)
  • 出国後の加入やオンライン申込当日からの保険開始も可能
  • 日本語問い合わせ:不可
  • 加入条件:特になし
  • 保険金を請求する毎に100ドル支払いが必要

グロープパートナー同様に現地医療機関での通訳サービスがないので、除外しようと思ったんですが、補償面が抜群なので、世界一周が1年以上になった時に現地から申し込むのも有りかなということで、特別枠で保留することにしました。

日本に出国してから海外旅行保険に加入するならworldnomadsがお得で利便性が高いです。

公式HP:worldnomadsの海外旅行保険

第一次選考結果残った保険会社

結果として、絞り込んでいくと以下3社+1社が残りました。

  1. 金子秀人損害生命保険事務所(損保ジャパン)
  2. 東京海上日動
  3. 保険デザインパートナーズ
  4. world nomads(※延長用として)

ここから各社の評判・口コミを参考に価格とのバランスを考慮しつつ慎重に選んでいきました。

金子秀人損害生命保険事務所の評判・口コミと価格バランス

世界一周している人がブログで紹介している保険会社で最も数が多かったのが「金子秀人損害生命保険事務所」でした。しかも評判・口コミも好評。

お問い合わせに対するレスポンスもめちゃくちゃ早い。メールを送ったら2時間で資料と共に丁寧な返信が返ってくる。

そして、世界一周している人が多数お世話になっているという事は、実績も豊富で色んな事例を見ているから安心できる。

価格は220,670円。

ただし、後に登場する保険デザインパートナーズには敵わなかった。落選。。

東京海上日動の評判・口コミと価格バランス

金額的には「金子秀人損害生命保険事務所」よりも安いですが、保険デザインパートナーズよりも6万円割高の198,420円。

大手ということもあって安心できるかな?と思ったんですが、保険料の払い渋りがあるなどあまり良い評判が無かったので、やめておきました。

加入するなら東京海上日動より3万円高くても高い安心感と実績豊富な「金子秀人損害生命保険事務所」ですね。

保険デザインパートナーズの評判・口コミと価格バランス

金額的には他社を圧倒する1年間の海外旅行保険で137,550円。しかも全ての補償をバラ掛け出来るため、自分が必要な補償内容を必要な補償額分を充当できるというのが素晴らしい。

値段的にもカスタマイズ性にも非常に富んでいます。

しかもそれが、ネット上で試算出来るのでとてもやりやすい。海外旅行保険の各補償でどれが高いのかが丸わかりするので、見ていて勉強になりました。

保険デザインパートナーズは、保険代理店で色んな保険会社の保険を扱っていますが、その中から適切なものを提案してくれます。

担当者の方に「ブログで紹介しても良いですか?」と聞いた所「どの保険会社の保険なのかは言わないで」と言われたので自粛しますが、検索しても出てこないものって存在するんですね。

僕が保険デザインパートナーズに決めた理由

金額が他社を圧倒する安さというのはもちろん、担当者の対応がとにかく迅速で丁寧だった事です。

電話しながらメールで資料を送ってくれて、その資料を見ながら一つ一つ丁寧に教えてくれたので、すごく良かったです。

デメリットを挙げるとするなら、保険に加入するまでに1〜2週間の時間がかかってしまうので、急ぎの方は加入が難しいかもしれません。

世界一周用に加入した海外旅行保険の詳細

補償内容

  • 傷害死亡:10万円
  • 傷害後遺障害:10万円
  • 治療・救援費用:2,000万円
  • 疾病死亡:0円
  • 賠償責任:1億円
  • 携行品損害:30万円
  • 航空機寄託手荷物:10万円
  • 航空機遅延:2万円

1年間の海外旅行保険料

137,550円

もし世界一周が1年を超えてしまった時はどうする?

僕は、一時帰国をしてクレジットカードの付帯保険を復活させるか、渡航中でも加入できるworldnomadsの保険に加入して旅を続けようと思っています。

一時帰国?と思うかもしれませんが、保険デザインパートナーズから保険に加入したら、一時帰国分の航空券を購入しても、他社の保険に加入しているより安いですからね。

まとめ

いい保険会社に出逢えてよかったなと思っています。時間をかけてもっと探し回れば、もっと優秀な掘り出し物が出てくるかもしれません。

旅と同じように、ネットだけの情報では、本当に良い物は見つからないのかもしれませんね。

保険デザインパートナーズの保険が気になる方は、下記リンクよりお問い合わせしてみてください。

保険デザインパートナーズHP:こちら

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