外国人が少なくて穴場!現地の人との交流が楽しすぎたイギリス@ウェールズでの留学体験記

今回の記事はイギリスに3ヶ月間留学していたYさん(男性)の海外生活体験記です。

イギリス留学を決めたキッカケ

韓国滞在中にマンチェスタービジネススクールのセミナーに参加しました。この時は、韓国語を勉強していましたが、MBAに興味があったので、英語の必要性を感じイギリスへの留学を決めました。

滞在期間と現地でかかる生活コスト

留学期間は、2014年の2月から4月の3ヶ月間。宿泊は留学先の学校が運営しているアパートでした。キッチンだけ共同でトイレとシャワーは自分の部屋に完備。洗濯機は一回、2ポンドで共同です。

宿泊費は1ヶ月当たり5万円以下だったと思います。イングランドではなく、ウェールズにいたのでかなり安かったです。

食費は1日で20ポンドぐらいなので、20ポンド×30日で600ポンドです。学費は事前に支払ってしまうので、観光用に1ヶ月あたり200ポンドぐらいの予算で計算しました。他には、IELTSというイギリスで一般的な英語のテストは受ける前提で留学したので、その分のお金は別途、用意しておきました。

最初は、外食が多かったのですが、共同のキッチンで夕飯を作るようになったら、一日当たり15ポンドぐらいで過ごせるようになりました。トータルで一月当たり800〜1000ポンドの生活費がかかります。また、私がいたのは、ウェールズなので物価はかなり安いです。ロンドンで暮らす場合は、2倍の食費がかかると思った方がいいでしょうね。

イギリスにしては食事に困りませんでした

英語は中級レベルだったので、買い物や授業の手続きで困ることはありませんでした。むしろ、英語があまりできない友達がいると交流するのが大変です。

生活環境や習慣、食事などは日本人にとってなじみのあるものが多いので、イギリスは食事が微妙と言われているのですが、あまりカルチャーショックはありませんでした。

意外とイスラム系の生徒や住人が多いのでいっしょに遊びに行くと豚肉が食べられないので、レストランはたいてい別々かイスラム系の人に合わせていました。多様な文化が分かって楽しかったです。

現地の交流を求めるならロンドンではなくウェールズへ

あまり外国人がいないので、現地の人と盛んに交流が図れることです。ロンドンと違ってウェールズは外国人が少ないので、現地の習慣を体で覚えることができます。

ラグビーの試合を見にスポーツバーへ行ったときは、その日に初めて会ったウェールズ人と友達になり、いっしょにビールを飲みながらテレビで「ウェールズ」を応援しました。

また、郊外のチャプストーという小さな町に観光へ行ったのですが、町の人は日本人が珍しいようで、とても親切かつ興味を持った眼差しで接してくれました。

チャプストーはイングランドとウェールズの境にある町で小さなお城が観光スポットです。そこでは、中世の剣と盾を用いた戦いを再現していたり、アニメでしか見たことがないような投石器にキャベツを載せて城のそばを流れる川に向かって投石していたのが印象的でした。

本当に小さな城なのですが、ガイドやボランティアの人がたくさんいて、中世の暮らしをリアルに再現していたので、とても楽しかったです。また、イングランドと違ってウェールズは古城が100ぐらいあるので、お城好きな方はいいかもしれません。

イングランドも観光したのですが、やはり産業革命の地マンチェスターやリバプールがあるので、近代のビルとお城が入り交ざっている感じがしました。

他には、私にとって初めてのヨーロッパだったので建物には驚きました。映画や小説でしか知らなかった中世のお城や住居を目の当たりにしたときは感動というより異世界に来てしまったような錯覚にとらわれました。

本当に中世のお城が残っているし、建物も日本人が真似て作った東京駅のような外観と大きく異なります。これは、実際に行ってみないと味わえないと思います。

イギリス留学を検討している人へメッセージ

ヨーロッパ情勢はやや不安定で英国はEU離脱で騒がれましたが、元々がポンドなので留学する場合は、あまり影響はないと思います。むしろ歴史的な瞬間が垣間見られるかもしれません。

また、観光する場合は自分の住んでいる地域を中心に東西南北へ出かけることが多いので、ベルギーやパリなどの観光を視野に入れている場合はロンドンかその近郊の町に滞在した方がいいでしょう。

スコットランドや北アイルランドに滞在してしまうとロンドンがかなり遠くなるので、ベルギーやパリへ行くとなると少し不便です。

携帯電話はスマートフォンがあれば、SIMカードを「O2」という会社が発行しているので、O2の短期利用のSIMカードを購入するのがオススメ。お店の方も親切なので、いろいろとアドバイスしてくれます。

最後にイギリスの習慣でドアを閉めるときに後ろに人がいる場合は、その人が来るまでドアを押さえてあげてください。イギリスの習慣で後ろに人がいるのに、何も確認しないでドアを押さえないのは失礼だと考えています。

イギリス紳士のマナーってやつですね。