29,000回って何の数字か分かりますか?桜満開寸前の東京で感じる哀愁

弾丸滞在で東京に来ています。

昨日は、新宿三丁目にある秘密基地で、秘密裏の会合があったんですが、様々なジャンルのプロフェショナルが集まっていて、それはそれは衝撃的な1日でした。

サイト制作を全て外注化し世界中を飛び回っている方や貿易事業を軌道に乗せ新たに海外向けのプラットフォームを作り上げようとしている方、プロ主婦などが様々なジャンルの方々とお会いすることが出来ました。

特に「プロ主婦って何だ!?」と思ったんですが、生き方が美しい。

「あ〜、なんて柔軟にビジネスを作るんだ。」と、クリエイトしていくプロセスこそ地味ですが、ビジネスがすごく美しくムダがない。

旅は出会う人との思い出で充実度が決まるとはよく言いますが、世界中をただ動き回るだけではなく、実際にどういう人と出会っていくかは旅でもビジネスでも共通するものだと思い知らされます。

桜咲く頃の新入社員歓迎会・入学祝いで思うこと

この時期の東京を闊歩していると、この時期ならではの行事を街中で垣間見ることが出来ます。

まるで、新たなスタートを祝福するかのごとく桜の蕾が開花し、それは人の才能開花を表現しているかのようにも見えます。

その風潮は街全体に流れ、そこら中で新入社員歓迎会が開催されています。

そして、ちょうど、昨日集まったお店の隣の団体さんも新入社員歓迎会をやっていました。

隣席では「明日で3月も終わりかぁ~」という一言から話に花が咲いていましたが、それをプラスの意味で盛り上がっていない事に驚きを隠せませんでした。

大半の方々は時が経過することをネガティブに捉えているんですよね。

なぜに?と思うと同時に「寝れば一日が終わる。起きたら次の日になる。そういう繰り返しが地球のルールだから、90回寝れば3ヶ月終わるのは、自然のことだよね。」と、とても当たり前の事を素朴に思ったんです。

なので、3,650回寝れば10年経つし、平均29,000回くらい寝れば、もう起きることはないという設定で僕らはこの地球にいます。

これはネガティブではなく、そういうものなんですよね。現代医療によって寝て起きる回数が増えるかもしれませんが、今のところそういうものなんですよね。

これはあまりにも普通のことなので、やっぱりどう考えても普通のことなんです。

このあまりにも普通の事で落ち込んだり一喜一憂するのは、あまりにも損だし無駄で、あまりにも普通じゃありません。

Time is moneyではなくTime is life

時間が過ぎ去る、時間が経つ。泣いても笑っても残り時間は刻々と減っていく。

ただ時間が経過するのが嫌ならば、長時間起きて何かをやるか、時間を作り出すために何かをやるかをして、常に楽しい思い出作りを意識した過ごし方をしていないと、毎日同じことを繰り返すロボットと何も変わらない日々が続き、気づいたら上限充電回数の29,000回目が来てしまいます。

寝れば6時間は過ぎ去るわけなので、90回寝たら540時間が知らぬ間に過ぎてるのと同じことです。365回寝たら2,190時間です!

1日18時間起きているとしたら、1年で121日は寝ている計算になるわけです!!約1/3です。

時は金なりではなく「時は人生なり」ですよね。お金は稼げばいいわけですが、時間はお金がいくらあっても巻き戻すことは出来ません。

毎日同じことの繰り返しは、ワードやエクセルを何も変更することなく上書きしていくようなものでして、何も情報が追加されていきません。

使いこなせるように試行錯誤して、1日1文字でも追加していけば、気づいたらたくさんの事が出来るようになっていくのに、宝の持ち腐れをしてしまうわけですよね。

立ち上げて、何も上書きせずに閉じる。

これを90日繰り返して残った記憶が90日間の体感時間になります。

あっという間に90日間が過ぎたと感じる場合は、上書きされることがないからなんですよね。

振り返った時に「早かったな」と感じるわけです。

人は自分が思う以上のあまりにも膨大な量の何かを所持していると、手元にあるモノの価値を感じなくなる生き物なのかもしれません。

それは、時間だけではありません。お金、人、服、食べ物・・・etc。

そして、目には見えない幸せや喜びなんかも当てはまるのかもしれません。

 

Money is more inportant thing for time.かもしれませんが、Time is most inportant thing for life.なんだと桜満開直前の東京に空の下で、ふと思うのでありました。

これだけ何もかも豊かになった21世紀。これからの豊かさの象徴は「時間持ち」なんだと思います。