当記事では、スイス航空のビジネスクラスでニューヨーク(JFK)からチューリッヒ(ZRH)まで移動した際の搭乗レビューをお届けします。
合計で7時間30分のビジネスクラスを堪能してきました。
10時間を超えるフライトをエコノミークラスで移動するとだいぶ疲弊しますが、今回は疲れることなく「もっと乗っていたかった」と思えるほど快適でした。
ニューヨーク⇒チューリッヒ間の旅程は次の通りです。
目次
チェックインカウンター
ビジネスクラス利用者はチェックインカウンターの優先レーンからチェックインです。
一切並ぶことなくチェックインできるので、待つストレスから解放されます。
ラウンジを楽しみたかったこともあり、出発3時間半くらい前にチェックインカウンターに行きましたが、問題なく手続きをしてくれました。
搭乗券をもらいながら「スイス航空ラウンジをご利用ください」とラウンジの場所を細かく教えて頂きます。
このままラウンジに直行です。
ビジネスクラスの荷物
- 機内持込手荷物 が2個まで(各8kg)
- 受託手荷物2個まで(各32kg)
が無料範囲です。
ニューヨークJFK空港のスイス航空ラウンジ
スイス航空ラウンジは、利用者が全然いなかったためとても静かでした。
ビジネスクラスの機内食を楽しみにしていたため、ラウンジでの食事は軽めにしておきました。
関連:ニューヨークJFK国際空港のスイス航空ラウンジレビュー|内装のオメガの掛け時計がスゴい
スイス航空のビジネスクラスのシート(座席)
ビジネスクラスの特権で優先的に搭乗案内され、エコノミークラスよりも早く機内に乗り込めます。
ですが、搭乗したA330-300は、ビジネスクラスの座席数が45席もあるため、搭乗ゲートでビジネスクラス搭乗待ちの行列が出来る現象が起きていました。
こんなに多くの人がビジネスクラスに乗っている光景を見るのは初めてで驚きです。
今回の座席は5A。ビジネスクラスの最前列から2列目の左窓側です。窓際で妻と横並びできる座席を指定しました。
ビジネスクラスシートの全体像。フルフラットになる寝転べるタイプのシートです。
シートの上には枕、ブランケットのような薄い掛け布団が置かれており、十分な広さのあるシートというのが視覚的に伝わってきます。
座席と座席の間にはシートを調節するコントローラーパネル、収納されたテーブル、電源&UCBコンセント、読書灯があります。
座席真上からの写真です。思った以上に枕が大きめ。
足元はかなり広々しています。フルフラットにしても身長168cmの僕では足が届くことはありませんでした。
読書灯と電源&USBコンセント。
読書灯は自由に曲げることが出来るため、自分の好きな角度で調節できます。
電源コンセントは日本のコンセントも差し込むことができますし、USBケーブルでスマホやカメラの充電も可能。
シートのコントローラーです。フルフラットにしたり、ゆりかごのような角度に出来るだけではなく、マッサージチェア的な機能付きです。
シートを全開に倒したフルフラット状態にすると、ほぼ平行状態で寝転べます。全長2mもあるので日本人の平均身長だと足を伸ばしても余裕があります。
液晶モニターです。そこまで大きくはありませんが、映画や音楽を楽しめます。
シートの肘掛けボックスを開けると液晶モニターのコントローラーがあります。こちらで液晶モニターを操作可能です。
アメニティ
モニターの下にある収納ボックスにはアメニティ類が入っていました。
NAYAのミネラルウォーター350ml。
アメニティポーチとヘッドホン。
正確にはポーチではなく缶だったのですが、スイスのポケットナイフ・メーカーのビクトリノックス社のもの。
歯ブラシセット、リップクリーム、耳栓、アイマスクが入っていました。
液晶モニター横の機内雑誌入れにはハンガーまで。ビジネスマンが乗るシートという雰囲気が出ていました。
ウェルカムドリンク
ウェルカムドリンクのシャンパン。お酒を飲まない場合は、ソフトドリンクを注文することも可能です。
1杯だけではなく2杯目ももらえるので、喉が乾いていたら遠慮なく注文しても良いのではないでしょうか。
スイス航空のビジネスクラス機内食・ドリンク
今回のフライトでは機内食が離陸後のディナー、着陸前の朝食の計2回です。
注文方法やメニューなど、それぞれ時系列に沿ってご紹介します。
メニュー表
メニュー表を手に取ると一番上にあったのが朝食メニューでした。
希望のメニューにチェックボックスを入れて離陸前にCAさんに提出する注文方法です。
朝食メニューの下にはディナーのメニュー表。お金がかかってそうな紙が使われていました。
表紙の裏面にはアライバルラウンジの案内も。ビジネスクラス利用者は到着後にアライバルラウンジが可能です。
メニューはコースとなっており全部で4種類。
- 前菜
- メイン
- チーズ
- デザート
で構成されていました。そのうちメインは4種類から選べます。
豊富なドリンクメニューは、シャンパン、白ワイン、赤ワイン、ポートワインから始まり。
カンパリ、ジン、ウィスキー、ラム、ビール、ソフトドリンクがありました。
ディナー
離陸してから1時間も経たないうちにディナーの準備。
テーブルに白い布のクロスを敷きにきてくれるついでにドリンクの注文開始。
今回は牛肉のステーキをメインで注文していたので、赤ワインをお願いしました。
こちらが機内食です。
- サラダ
- パン
- 牛肉のステーキ
- チーズ
がプレートの上に乗って配膳。実は搭乗前から牛肉のステーキを食べることを決めていたのですが、これがすごいんです。
まさか機内食で食べれるとは思えないほど、かなり分厚い赤身のレアなんです。柔らかくて最高に美味しかったです。
一通り食事を終えたところでデザートタイムです。その前にウィスキーを注文。
最高です。
機内から眺めるマジックアワーは格別。
大好きな景色の一つです。
デザートはパッションフルーツチーズケーキでした。甘酸っぱい味で美味。
ダメ押しでスイスチョコです。
これを見せてもらった時に僕も妻もテンションが上りすぎて「すっっげーーーー」という声を出しながら大喜び。
ものによってはチョコの中にブランデーやウィスキーが入っているので、お酒が苦手な場合はCAさんに確認してから選ばないといけませんね。
濃厚なスイスチョコ。なんて上品なのでしょう。
食事が終わったところで機内は暗くなり就寝タイムです。
朝食
離陸前に提出した朝食の注文表通りに配膳されました。
スイス航空のビジネスクラスは量が多くはありませんが、質がめちゃくちゃ高かったです。
サプライズプレゼント
ディナー時に出てきたチョコレートで喜びを全開に表現したのが功を奏したのかサプライズでチョコレートのプレゼント!
なんなんでしょう、この粋な計らいは。
中を開けてみると美味しそうなチョコレートがぎっしり。スイス航空大好きになりました。
めちゃくちゃ快適なフライトでした!
預入荷物が優先的に出てくる
ほとんど疲れを感じないスイス航空のビジネスクラス。
そして、イミグレ通過後の荷物受け取り時に、真っ先に預けていた荷物が出てくるので、空港到着後にほとんど待たなくても良いのがビジネスクラスです。
最高に快適なフライトでした!
スイス航空のみなさん、どうもありがとうございました。
最後のおまけでアライバルラウンジにも訪問。アライバルラウンジも相当クオリティ高かったです。
関連:チューリッヒ空港内にあるスイス航空アライバルラウンジレビュー
まとめ
搭乗前は敷居が高いイメージがありましたが、CAさんの方々がとても丁寧にフレンドリーに接していただきました。最後のサプライズプレゼントにも感動です。
乗り心地もフルフラットになるシートで快眠。大満足です。
今回搭乗したスイス航空のビジネスクラスは片道70万円ほど。マイルの価値の高さと尊さを改めて実感するフライトでした。
所要時間:7時間30分
便名:LX17便
機材:A330-300