タイのバンコクからシンガポールまで電車とバスを利用して、ツアーではなく全て個人手配で縦断してきました。
実際に縦断してきた経験をもとに時系列順に並べた細かい縦断ルートや費用、電車やバスの利用方法、おすすめ観光スポットをご紹介していきます。
目次
マレー半島を鉄道で縦断する鉄板ルート
まずはマレー半島を縦断する鉄板ルートということで
- 鉄道だけで縦断するルート
- 鉄道&バスで縦断するルート
の2通りの縦断方法があります。ルートは以下に箇条書きしておきました。
もしシンガポールからタイのバンコクに北上するルートを考えている場合は、順番を逆にすると鉄板ルートになります。
【1】マレー半島を縦断するだけルート
- バンコク(Bangkok)⇒パダンブサール(Padang Besar) タイ国鉄
- パダンブサール(Padang Besar)⇒ジェームス(GEMAS) マレー鉄道
- ジェームス(GEMAS)⇒ジョホールバル(JB Sentral) マレー鉄道
- ジョホールバル(JB Sentral)⇒シンガポール(Singapore) バス
【2】マレー半島を観光しながら縦断するルート
全て鉄道で行くルート
- バンコク(Bangkok)⇒パダンブサール(Padang Besar) タイ国鉄
- パダンブサール(Padang Besar)⇒バタワース(Butterworth) マレー鉄道
- バタワース(Butterworth)⇒ペナン島(Penang) ※島移動のためフェリー
- ペナン島(Penang)⇒バタワース(Butterworth) ※島移動のためフェリー
- バタワース(Butterworth)⇒クアラルンプール(KL Sentral) マレー鉄道
- クアラルンプール(KL Sentral)⇒ジェームス(GEMAS) マレー鉄道
- ジェームス(GEMAS) ⇒ジョホールバル(JB Sentral) マレー鉄道
- ジョホールバル(JB Sentral)⇒シンガポール(Singapore) ※電車がないためバス
鉄道&バスで行くルート
- バンコク(Bangkok)⇒パダンブサール(Padang Besar) タイ国鉄
- パダンブサール(Padang Besar)⇒バタワース(Butterworth) マレー鉄道
- バタワース(Butterworth)⇒ペナン島(Penang) ※島移動のためフェリー
- ペナン島(Penang)⇒バタワース(Butterworth)
- バタワース(Butterworth)⇒クアラルンプール(KL Sentral) マレー鉄道
- クアラルンプール(KL Sentral)からシンガポール(Singapore) バス
マレー半島縦断における鉄道の予約方法
オンライン予約できない路線
マレー半島縦断において、バンコク(Bangkok)⇔パダンブサール(Padang Besar)の区間はタイ国鉄となり、オンライン予約が出来ません。予約はバンコクのフアランポーン駅かパタンブサール駅の窓口のみです。
オンライン予約できる路線
マレー鉄道は寝台列車が廃止になっているため、長距離路線の運行が無くなっています。そのため、区間を分けて予約する必要があります。区間によっては満席で乗れないこともあるので事前予約を推奨します。
- バタワース(Butterworth)⇔クアラルンプール(KL Sentral)
- クアラルンプール(KL Sentral)⇔ジェームス(GEMAS)
- ジェームス(GEMAS)⇔ジョホールバル(JB Sentral)
予約は以下のマレー鉄道公式サイトから可能です。
リンク:こちら
バスの予約方法
バスを利用する場合は、クアラルンプール⇔シンガポールの区間だけ当日購入だと満席になっていることもあるため、この区間だけ予約しておくと良いでしょう。
参考:クアラルンプールからシンガポールまでバスでの行き方!値段・チケット購入方法・様子を細かく徹底解説
他の区間は予約が必要ありません。バスチケットは現地のバスターミナルで購入できます。
実際に縦断したルートを時系列順にご紹介
それでは、僕ら夫婦が実際に縦断したルートを時系列順にご紹介していきます。
1日目 バンコクからパタンブサール(夜行列車)
バンコクからパタンブサールまでは、1日1本だけ運行している夜行列車で行きます。約18時間の長時間移動となりますが、快適な寝台列車のおかげでストレスフリーです。
特に、広々とした座席に腰かけ、大きな車窓から景色を眺めながら走る列車は世界中でもなかなか味わえない貴重な体験です。
パタンブサールに着いたら国境越えとなりますので、タイ出国・マレーシア入国の手続きをすることになります。パスポートさえあればビザ等の書類は不要です。
- 料金:870バーツ(≒2,900円)〜 ※2等寝台の場合
- 所要時間:17〜18時間
詳細:バンコクからパダンブサールまで夜行列車での行き方!予約方法・料金・車内をレビュー
2日目 パタンブサールからバタワース(普通列車 KTM)
バンコクからバタワースまでは一気に行けず乗り換えが必要になります。夜行列車とは違い近代的な電車です。日本の電車よりもキレイで乗り心地が良いと言っても過言ではないほど。
- 料金:11.4リンギット(≒310円)
- 所要時間:約1時間
詳細:パタンブサールからバタワースまで電車での行き方!料金・車内をレビュー
バタワース駅からペナン島(ペナン島観光するため)
バタワーズ駅からペナン島行きのフェリー乗り場までは無料のシャトルバスが運行しているので利用しましょう。フェリー代は1.2リンギットという破格の値段で、なおかつペナン島は宿泊代や食費も安く抑えられるので、ぜひ立ち寄って欲しい島です。何よりゆったり出来ますよ。
また、美食の街として有名ですしカワイイ壁画が街中に描かれていたりするので、ぜひ1日だけでも時間を作って訪れてみてください。僕はペナン島に訪れる予定は無かったのですが、ふらっと立ち寄ってよかったなと思っています。
ペナン島を観光しない場合はフェリーに乗船する必要はありません。
- 料金:1.2リンギット(≒33円)
- 所要時間:約20分
詳細:バタワーズ駅からペナン島までフェリーでの行き方!料金・所要時間まとめ
2〜4日目はペナン島観光
世界遺産の街となっているジョージタウンがペナン島観光の中心です。ゆったりとした時間が流れるペナン島での美食巡り、街歩きは最高です。
5日目 バタワースからクアラルンプール
バタワースからクアラルンプールは電車だけではなくバスも運行しています。僕は寝坊して電車を逃してしまい、バスで移動しました。
電車で移動するならチケットを2〜3日前くらいまでには購入しておくのがいいかもしれません。人気路線で空席が埋まることが多いです。寝坊して当日に次の時間帯のチケットを購入しようと試みましたが満席でした。
ただしバスの方が安くて1日の運行本数が多いので当日でも問題なくチケットを購入できます。時間に縛られたくない場合はバスがいいかもしれません。
- 料金:34リンギット(≒930円)〜
- 所要時間:約6時間
詳細:バタワースからクアラルンプールまでの行き方!電車とバスを徹底比較
クアラルンプール観光
詳細:クアラルンプール観光のおすすめスポットとモデルコースを地図を使って徹底ガイド!
1泊1〜2万円で5つ星ホテルに宿泊できるので、高級ホテルで優雅な時間を過ごして旅の疲れを癒やすのもあり!
関連:日本人スタッフ常駐のルメリディアン・クアラルンプール宿泊レビュー!SPG特典などを紹介
クアラルンプールからシンガポール
クアラルンプールからシンガポールまではジョホールバルに寄らず国境バスで一気に抜けました。フカフカの3列シートで快適でしたよ。
- 料金:22シンガポールドル(≒1,800円)
- 所要時間:約5時間〜
詳細:クアラルンプールからシンガポールまでバスでの行き方!値段・チケット購入方法・様子を細かく徹底解説
マレー半島縦断であったら便利なアイテム
国境にSIMカードを購入できる場所がないのでSIMカードを購入しておくと便利です。SIMフリーのスマホを持っていない場合は、日本でモバイルWiFiルーターをレンタルしておくのがおすすめです。
モバイルWiFiルーター
周遊プランで契約すると国境を越えても普通に利用できるので便利で安心です。
深夜特急
そして、マレー鉄道の縦断旅を描いた沢木耕太郎さんの深夜特急の本はマストです!