クアラルンプール近郊にあるブルーモスクは、クアラルンプール観光においてハイライト的存在の人気急上昇中の観光スポットです。
今回はチャイナタウンの最寄り駅であるパサセニ(Pasar Seni)駅から運行しているバスを利用して、ブルーモスクまで行ってきました。
ブルーモスクまでの行き方や見どころ、営業時間や服装、観光に最低限必要な時間について詳しくご紹介していきます。
目次
ブルーモスクまでの行き方
ブルーモスクまでの行き方は2通りあります。
電車+タクシーで行く
電車で行く場合は、ブルーモスクの最寄り駅からブルーモスクまで3km以上の距離があるので、タクシーを利用することになります。
そのため、行き方としては
- KLセントラル駅⇒シャーアラム駅(KTMコミューターで約35分 料金2.5リンギット)
- シャーアラム駅⇒ブルーモスク(タクシーで約10分 目安料金7リンギット)
という手順で行くことになります。
後述するバスでの行き方と所要時間はあまり変わりませんが、こちらの行き方の方が料金が6.5リンギット(≒180円)高いです。
もし、滞在先がKLセントラル駅周辺ではなく、チャイナタウン周辺ならバス乗り場が近いのでバスをおすすめします。
- 料金:電車2.5リンギット+タクシー7リンギット=9.5リンギット
- 所要時間:約45分
バスで行く
30分に1本の間隔での運行になりますが、バスの方が楽で安かったので今回はバスで移動しました。
- 料金:3リンギット
- 所要時間:約1時間
- 運行間隔:30分に1本
ブルーモスク行きのバスは、パサセニ(Pasar Seni)駅のバス乗り場から出ています。バス乗り場はこちら。
チャイナタウンや隣駅のマスジッドジャメック(Masjid Jamek)駅周辺に滞在しているなら、バス停まですぐ近くなので、バスの方が便利です。
パサセニ(Pasar Seni)駅の改札を出たら写真左上のようにバス番号が振られている看板があります。
ブルーモスクに行くには、ここの列に「SHAH ALAM(シャーアラム)」と表示されている750番のバスが停まるので、このバスに乗り込みます。パサセニ駅が始発なので余程並んでなければ座れます。
料金は前払いで、乗車時に運転手に3リンギット支払います。基本的にお釣りがないので、小さいお金を用意しておきましょう。
バス出発
バス車内はかなり冷房で冷え込むので、羽織るものを持って行くことをおすすめします。
8時台のバスに乗り、通勤ラッシュの渋滞に巻き込まれるかと思いましたが、特に渋滞に巻き込まれることなく50分で到着。
到着
バスターミナルは上記地図の場所に到着しました。ブルーモスクから約1km離れた場所で徒歩で約15分です。
バスターミナルからブルーモスクまでの道のりは、モニュメントや広い芝生の広場があったりして歩いていて気持ちいいです。
こちらが入口です。そのまま300mくらい直進していくとブルーモスクです。
バスターミナルからブルーモスクまでは歩ける距離ですが、暑さにやられそうなら迷いなくタクシーに乗りましょう。5リンギットくらいで行けます。ただし、あまり走っていないので、タクシー配車アプリのGRAB必須です。
ブルーモスクはこんな場所だった
ブルーモスクの正式名称は「Sultan Salahuddin Abdul Aziz Mosque(スルタン・サラディン・アブドゥル・アジズ・モスク)」というかなり長くて覚えづらい名前です。そのため、青い外観をしていることから、通称ブルーモスクと呼ばれています。
ブルーモスクの特徴としては、青と白の可愛い外観はもちろん、世界中のモスクの中で一番ミナレット(塔)が高いことで有名です。ミナレットの高さは142m。計4本あります。
ブルーモスクはミナレットの高さだけではなくモスク自体もかなりの大きさがあり、最大2.5万人を収容できる巨大なモスクです。
ローブの無料レンタル&無料ガイド
モスクの正面側から歩いていくと、受付があります。まずはここで名前などを記入して受付をします。ちなみにここから土足厳禁となるので靴を脱いで入ります。
受付が終わると、モスクに入るために必要なローブを無料でレンタルできます。女性は顔を覆う布も。男性はローブのみ。肌が全く出ていない服装でも着せられます。なので、半袖短パンで訪れても問題ありませんでした。
このローブは、かなり風通しが悪いのでローブの下はなるべく軽装がおすすめです。長袖長ズボンの上からローブを着用すると、間違いなく汗だくになってしまうので服装にご注意を。
ローブを着用することは、なかなかできない格好なので、いい経験になるのではないでしょうか。
入場料もないので、全て無料で楽しむことができます。
その後、ガイドが付いてイスラム教やブルーモスクについての説明とともに一緒に回ってくれます。日本語が書かれたノートを持って説明してくれるのですが、英語でのガイドです。
お願いすれば写真も撮影してくれるので、ご厚意に甘えて遠慮せずにお願いしましょう。
モスク内のタイル。繊細でとてもキレイでした。イスラム教独特の植物や幾何学模様のアラベスク柄が特徴的。
モスクのドーム回りにはアラビア文字が刻まれています。
モスク手前の通路もとてもキレイで青と白の配色がさらに神聖さを引き立たせてくれているように感じます。
青を基調としたモスク内はとても神秘的。正面には聖地メッカを示すミフラーブ。中は広いですが、ムスリム以外が入れる場所が限られています。
まるでゲームかアニメの世界の中にいるような錯覚になります。この空間にいると不思議と心が洗われる気がしました。
ドーム天井は日の光が入るように設計されており、アラビア文字に囲まれて吸い込まれそうになります。
ガイドさんがコーランを見せてくれました。細部まで施されたデザインは可愛くて神秘的です。
他にもアラビア文字を習得するためのセミナールームがあったり。
結婚写真用の写真室まで。
約30〜40分のガイド付きでモスク内を回った後はミネラルウォーターを1本もらえます。ここまでやってくれてチップを請求してくることもなくあっさり終了しました。
受付に寄付金箱があるので良かったと思ったら気持ちのチップを入れてはいかがでしょうか。
ちなみに売店があって軽食程度の食事を取ることも出来ましたよ。
ブルーモスクの営業時間
- 9:00〜12:30、14:00〜16:00、16:45〜18:30
- 金曜のみ 9:00〜12:00、14:45〜16:00、16:45〜18:30
ブルーモスクの所要時間
ブルーモスクの観光に必要な所要時間は、クアラルンプール中心地からの往復3時間+観光1時間=計4時間が目安です。どんなに頑張っても半日はかかるので、時間に余裕を持ってプランを立てるのがポイントです。
ブルーモスクの服装
ローブの無料レンタルがあるので、半袖短パンでOKです。
クアラルンプール市内への帰り方
帰りも到着時に利用したブルーモスク近くのバスターミナルからパサールセニ駅まで3リンギットで帰れました。ブルーモスク近くのバスターミナルが始発ではないので、バス待ちが必要です。30分に1本くらいの間隔で運行しています。
ちなみにバス乗車時は必ずぴったり3リンギットを用意しておきましょう。
もしバスではなく電車で帰る場合は、ブルーモスクでタクシーを呼んでもらうかGRABを利用してタクシーで最寄り駅まで向かいましょう。
まとめ
乗り継ぎ時間の合間で来れるかどうかは難しいかもしれませんが、クアラルンプールに来たらまず見ておいた方がいいおすすめ観光スポットです。ぜひブルーモスクまで足を延ばしてみてくださいね!