南アフリカで一番人気の観光地と言われているケープタウンは、気候が良くインフラも整備され、まるでヨーロッパやアメリカ、カナダにいるような街並みが広がっています。
ヨハネスブルグの劣悪な治安と比べ、昼間はカバンを持って徒歩で街歩きも可能です。
僕らはアフリカ大陸縦断最後の都市で訪れましたが、アフリカにいる感覚を忘れてしまうほどキレイで素敵な街でした。
ケープタウンは、アフリカ大陸最西南端の喜望峰、テーブルマウンテン、ライオンズヘッド、野生ペンギンが見れる自然の観光資源からワイナリーや雑貨屋などの観光名所があります。
この記事では、ケープタウンの観光スポットを巡るには、どのくらいの日数が必要なのか、どのようなルートで巡ったらいいのか、実際の経験をもとに詳しくご紹介していきます。
目次
ケープタウンに必要な観光日数
ケープタウンの街自体はコンパクトになっていて、雑貨巡りなどのショッピングなら1日あれば十分に回りきれます。しかし、テーブルタウン、ライオンズヘッドなど自然の観光地にはそれぞれ半日ほど時間を要します。
そして、アフリカ大陸最西南端の喜望峰に行くにはレンタカーorツアーで1日がかりとなるため、最低でも3日は欲しいところです。
ケープタウンは徒歩で観光できる場所、バス移動が必要な場所、レンタカーが必要な場所など訪れる場所によって様々です。
ロングストリート(Long St)を中心に考えると観光しやすい
ケープタウンの街を観光するにあたって、Long Stを中心に考えてプランを練るとスムーズに回れますし、観光客が多く滞在するエリアなため、比較的治安が良く、レストランやオシャレなカフェも多く、おまけにリーズナブルなホテルも集中しています。
テーブルタウンやライオンズヘッド行きのバス停もありますし、レンタカー各社の営業所も徒歩10分圏内に点在しているので、超便利です。
ちなみに、5つ星ホテルはウォーターフロントに集中しています。
ケープタウンおすすめの観光スポットとモデルコース
今回ご紹介するモデルコースは、実際に3日かけて徒歩&レンタカー&バスで巡ったものです。
喜望峰
アフリカ大陸最西南端の喜望峰は自然保護区となっていて入場料がかかります。2018年6月の訪れた時は147ランド(≒1,200円)かかりました。
主な見どころは喜望峰(Cape of good hope)とケープポイント(Cape point)の2つ。
崖からの絶景を眺めることが出来たり。
野生動物や植物を見ることが出来ます。ダチョウが普通に歩いていたりするのでビックリしました。
僕はレンタカーで行きましたが、ツアーでも行くことが出来ます。
ボルダーズ・ビーチ(Boulders beach)
ペンギンを間近で見ることが出来るビーチです。かなりの数のペンギンがいます。卵を温めている姿を見ることも出来ます。
レンタカーで回るなら喜望峰とセットで回るのが鉄板ルートです。ツアーなら喜望峰とセットのツアーになっていることがほとんどです。
ベイハーバーマーケット(Bay Harbour Market)
南アフリカで有名なショッピングスポットです。アフリカの雑貨などが集まるマーケット。
訪れたかったんですが、着いたらすでにその日の閉館時間になっていて、見ることは出来ませんでした。喜望峰とボルダーズビーチをレンタカーで回るなら、帰りにふらっと立ち寄れる場所ですよ。
シグナル・ヒル(Signal Hill)
レンタカーの周遊をした日の最後は、ぜひシグナル・ヒルの夜景を。ライオンズヘッドのすぐ近くにあり、一番上まで車で行くことが出来ます。入場にお金はかかりません。
ここは本当にアフリカなのか?と疑いたくなるほどキレイな夜景を楽しむことが出来ます。
- 喜望峰
- ボルダーズビーチ
- ベイハーバーマーケット
- シグナル・ヒル
をレンタカーで回ると朝から夜まで1日がかりプランとなります。
ボ・カープ地区
ライオンズヘッドやテーブルマウンテンに行く途中にあるボ・カープ地区。
理由は分かりませんが、突如としてカラフルな家が立ち並ぶエリアがあります。ケープタウンの中心地から徒歩で行けます。昼間なら治安的にも問題ないので、歩いていってみましょう!
周辺にオシャレなカフェが何軒かあるので、ライオンズヘッドやテーブルマウンテンに出発前の朝カフェにおすすめ。
ライオンズヘッド(Lion’s Head)
ライオンが横たわっているように見える事からライオンズヘッドと呼ばれるようになった場所。標高669mの小さな山ですが、頂上から360°見渡せるケープタウンの景色は絶景そのもの。
トレッキングに人気ですが、終盤は崖を登っていく過酷な半ロッククライミングになるので、それなりの覚悟が必要です。女性でも頑張れば登れますが、高所恐怖症の方は、途中までにしておいた方がいいかもしれません。
ただし、登った時に出会える景色は最高です。登山目安時間は1〜2時間。ケープタウン中心地からバスで行けます。
テーブルマウンテン(Table mountain)
ケープタウンの市街地のあらゆる場所から見ることが出来るテーブルタウン。頂上がキレイに平らになっていること様子がテーブルのようだという理由でテーブルマウンテンと名付けられたそうです。
ライオンズヘッド近くのバス停からテーブルマウンテンのロープウェイ入口まで無料シャトルバスが出ています。
頂上までは、ロープウェイか登山で行くことが出来ます。
ライオンズヘッドとは違い、頂上にはおみやげ店、レストラン、無料WiFiが利用できるラウンジがあり、夕日までの時間までのんびり過ごすことも。
テーブルマウンテンから海に夕日が沈んでいく光景はケープタウンのハイライトそのもの。
ライオンズヘッド、テーブル湾、ケープタウン市街地を一望できるのはもちろん、天気の良い日には喜望峰を見ることも出来ます。
2018年6月の段階で頂上までのロープウェイ往復代金が277ランド(≒2,300円)。約10分で頂上まで行けます。自力で登る場合は無料で所要時間目安が片道2〜3時間。ケープタウン中心地からバスで行けます。
- ボ・カープ地区
- ライオンズヘッド
- テーブルマウンテン
を見て回るだけで1日が終わります。
The Watershed(おみやげ店)
アフリカ雑貨店やおみやげ店が多く出店している施設。ショッピングに最適な場所です。
カラフルなアフリカン雑貨や革製品、アフリカ独特の布を使った服などが販売されています。
使い終わったサンダルで作った「壊れない・重くない」をコンセプトにしたカワイイおみやげも有名。
V&Aウォーターフロント
何でも揃う商業施設。H&Mなどが入っているショッピングモール、アウトドアショップ、レストランなどのお店や観覧車などもあり、まるでお台場のような場所です。
施設の規模は日本の地方都市を軽く超えています。
白人も多く、アフリカにいることを忘れてしまう場所で、ウォーターフロント周辺はケープタウンで一番治安が良いです。
ザ・オールドビスケットミル(The Old Biscuit Mill)
昔ビスケット工場だった場所を改装して、クリエイター集団が作ったモノを販売している施設です。
雑貨系のおみやげというよりは、家具などのインテリアショップ、ワインショップをはじめ、セレクトショップ感溢れるハイセンスなものが多く集まっていました。
まとめ
ケープタウンは、気候が程よく、洗練されたオシャレな街の雰囲気にファンになる人も多いです。
ここには書きませんでしたが、オシャレなカフェがたくさんあるので、散歩しながらお気に入りのカフェ巡りをするのも楽しみの一つです。コーヒーチェーン店がほとんどないので、美味しいコーヒーが飲めますよ。
また、アジア料理店もたくさんあるので、日本人の口に合うレストランも多いだけではなく、日本人経営の日本食レストランも多数存在します。
インフラも整備されていて、とても観光しやすかったです。時間があれば、ぜひケープタウン郊外にあるワイナリー巡りも。
ケープタウン中心地では、どこでもUberが格安で利用できたので移動におすすめです。