ポルト観光の必要日数とおすすめモデルコース!穴場もご紹介

ポルトガルの第二の都市と呼ばれるポルトは、魔女の宅急便のモデルになったとも言われる街です。

中世時代の建物などが残っていることもあり、タイムスリップしたかのような可愛らしさと懐かしさを感じることが出来ます。

「ポルト歴史地区」として、街自体が世界遺産登録されるほどです。

僕ら夫婦揃って「ちょっと寄ってみようか?」くらいのノリで全く期待していなかったのですが、見事に覆される素敵な街でした。

街自体が世界遺産に登録されているポルトは、ポルト大聖堂、ハリーポッターのモデルとなった世界一美しい本屋、エッフェル塔を設計した弟子が設計したと言われるドン・ルイス1世橋、創業から4世紀以上も経営を続けるポートワインのワイナリーといった観光名所があります。

この記事では、ポルトの観光スポットを巡るには、どのくらいの日数が必要なのか、どのようなルートで巡ったらいいのか、実際の経験をもとに詳しくご紹介していきます。

目次

ポルトに必要な観光日数

ポルト観光は、とてもコンパクトな街になっていて、時間を要する施設も少ないため、1日で回ることが出来ます。

そのため、ポルトガルの首都リスボンから電車で片道約3時間で来れるため、日帰り観光でもOKです。ぜひ足を延ばしてみましょう。

ただし、1日だと急ぎ足になってしまい、ポルトガル名物をゆっくり食べ歩きするまでは出来ないので、出来れば2日は欲しいです。

ポルトは小さな街なので、徒歩で観光できます。しかし、坂道が多いので、体力に自信が無いor温存したい場合は、電車の1日券を購入すれば乗り放題になるので、上手く利用するのが効率的に巡るコツです。

僕ら夫婦はこれからご紹介する観光地を全て徒歩で巡り、1日で15,000歩くらい歩きました。

São Bento(サンベント)駅を中心に考えると観光しやすい

ポルトの街を観光するにあたって、São Bento(サンベント)駅を中心に考えてプランを練るとスムーズに回れます。

駅自体も観光地化しているので、ぜひ訪れてみてください。

ポルト観光のおすすめスポットとモデルコース

今回ご紹介するモデルコースは、実際に1日かけて徒歩だけで巡ったものです。

動画にもまとめていますので、ぜひご覧ください。雰囲気が伝わりやすいと思います!

昼夜美しいSão Bento(サンベント)駅

サンベント駅は、ポルトの主要駅であり、駅自体が芸術作品となっています。建築様式の美しさと壁に張られているタイルの芸術の両方を味わえます。

とても駅とは思えない完成度の高さですね。

夜になるとライトアップされる駅の姿も見応えがあります。

ちなみに、昼も夜も駅周辺で大麻を売っている売人が数名いて、声を掛けてきますが、こういう人たちは無視するのが得策です。

世界一美しかったマクドナルド

続いて、サンベント駅から徒歩2分くらいの場所にあるマクドナルド。今は塗り替えられてしまったようですが、この店舗が世界で一番美しいと言われていた店舗です。

上記写真が実際の内装ですが、かなりゴージャスなマクドナルドです。

注文しなくても中に入るだけ入ってみてはいかがでしょうか。

今は世界で何番目に美しいのか。気になるところです。

ポルトガルで一番背の高い教会!クレリゴス教会と塔

マクドナルドから徒歩3分。教会と塔がセットになっているあまり見たことのない形をしている建造物があります。教会には無料で入れますが、塔に入るのはお金がかかります。

高さ約76mある塔を登りきると、ポルトの街を一望できます。街のどこからでも塔が見えるので、目印にもなります。

世界一美しい本屋「レロ・イ・イルマオン(Livraria Lello)」

クレリゴス塔から徒歩2分。

本屋なのにも関わらず入場料が4ユーロするため「本屋に入るために本が買えるお金を払うの?」と、不思議に思うかもしれませんが、本屋というよりは美術館とも言える完成度の高さでした。

アルゼンチンのブエノスアイレスにある本屋が世界で二番目に美しいと言われていますが、その差はかなりあると言えるほど、木製の棚や階段の作りや天井のステンドグラスは圧巻。

ハリーポッターのモデルになったと言われています。

外壁がカワイイ!カルモ教会

本屋から徒歩1分。

ゴリゴリの装飾を施した正面のファサードと、側面の可愛らしいタイルの教会があります。

世界中を旅していてもなかなか目にすることのない教会の外観は一見の価値アリです。

教会内部も白と金をベースに作られているので、外観とのギャップを楽しめます。

ポルトの国民的B級グルメ「ビファーナ」巡り

街歩き観光をしていると、小腹が空いてくるはず。

そんな時は、ポルトガルの伝統的な国民的B級グルメ「ビファーナ」を探して歩いてみましょう。

ビファーナとは、お店オリジナルのタレで煮込んだ肉をパンを挟んで食べるサンドイッチのような食べ物です。

これがめちゃくちゃ美味しいんです!

お店によって味付けが違うので、気になるお店があったら入って食べてみましょう。値段が2ユーロなので、かなりお手頃です。

2ユーロのビファーナと1ユーロで飲めるワインと共に食すのがポルト流です。

僕は、王道中の王道と言われる有名店「Casa Guedes」と「Conga」の2店舗に行ってみましたが、どちらも違うタイプの味で美味しかったです。
(※お店の名前のリンクをクリックするとgooglemapsに飛びます。)

「Casa Guedes」はザ・地元の人に愛されるお店の雰囲気で優しい味。「Conga」はスタイリッシュなお店の雰囲気で生姜焼きのような味でした。

どちらもカルモ教会から徒歩で15分くらいです。

マジェスティックカフェ

メロンのスープが楽しめます。美味しいと評判ですが、試してみた者にしか分からない謎に包まれる味。

妻は行きたがっていましたが、僕の脳ミソではどう頑張っても美味しいイメージを描けなかったので、行きませんでした。笑

ポルト大聖堂

サンベント駅から徒歩5分。ポルトを代表する教会が見えてきます。

万華鏡のようなバラ窓と銀で覆われたサン・ティシモ祭壇が見どころと言われていますが、教会から眺めることが出来るポルトの街並みが、まさに「魔女の宅急便」です。

どこからかホウキにまたがったキキが飛び出してくるんじゃないかと思わせる景色が広がっています。

サンフランシスコ教会

ポルト大聖堂から徒歩で約10分。サンフランシスコ教会があります。

写真撮影NGのサンフランシスコ教会内部は、黄金色の輝きと彫刻の芸術性の高さは圧巻です。

入場料がかかりますが、建物好きはお金を払ってでも見る価値アリです。

外観だけだとショボく見えるので、外観だけで判断しないこと!

隣接しているボルサ宮殿も見どころですよ。

リベイラ広場

サンフランシスコ教会から徒歩で約5分。

観光客のために作られたようなリベイラ広場は、レストランやおみやげ店が立ち並んでいます。

横浜の赤レンガ倉庫のような雰囲気があり、デートコースにピッタリな場所。

ここでコーヒーを飲んでゆっくり休憩している人が多くいます。

ドン・ルイス1世橋

リベイラ広場から見える橋がドン・ルイス1世橋です。

エッフェル塔の設計者の弟子が設計したと言われています。確かによく見てみると、エッフェル塔にそっくり。

橋の上と下どちらも歩くことが出来るので、好きな方を歩いて、橋を渡りましょう!

橋を渡ると、ワイナリーがたくさんあります。

景色が素晴らしい!修道院

修道院よりも修道院から眺めるポルトの街並みがとても素敵です。1〜2時間景色を眺めながらぼーっと出来る場所です。

ポルトガル名産!ワイナリー巡り

ポルトと言えば「ポートワイン」の産地として有名です。それもあってかワイナリーがたくさんあります。

僕が訪れた「Taylor’s」というワイナリーは創業から4世紀経った今も経営を続ける老舗中の老舗で、日本語の音声ガイド付きでワイナリー内を有料で見学できます。

もちろんワインの試飲も含まれています。(見学とワイン2種類の試飲で12ユーロ)

ワインの事は素人でよく分からないんですが、お酒を全く飲めない妻が「美味しい美味しい!」と、飲んでいました。

お酒好きの人はもちろん楽しめますが、お酒が苦手な人も楽しめると思います。

ポルトに訪れたらワイナリー訪問は絶対です!

17時になるとワイナリーが閉まり始めるので、ご注意ください。

ポルトの夜景

夕方にワイナリーに行って見学をして試飲をして外に出ると、暗くなり始めている時間帯です。

修道院から眺めるポルトの街の夜景はとてもキレイですよ!おすすめです。

まとめ

ポルトは小さな街なので、1日か2日でサクッと観光を済ませてしまう人も多いですが、全てが程よく、あたたかくて心地良い落ち着いた街の雰囲気に、ファンになる人も多いです。

悪い噂も聞かないけれど、良い噂も少ないのは、いい意味で落ち着いているからなんだと思います。

ポルトのホテルは「ポルトでおすすめのホテルTOP10」にて確認してみてくださいね。