キューバを観光するにあたって、ホテル・観光・レストラン・タクシーなど、あまりにも情報がなさすぎる事にストレスを感じることがたくさんありました。
なかでも、ホテルやゲストハウスなどの宿泊施設は、今まで利用しているbooking.comやhotels.comなどでは検索してもヒットせず、頭を悩ませる大きな要因の一つだった事は間違いありませんでした。
かと言って、ツアー会社にお願いすると費用がかさみ、なかなか自由な旅をしたくても出来なかったりします。
そこで、今回、僕が実際にキューバを歩き回って見つけたキューバ観光を3倍楽しくさせるホテルやカサの賢い選び方についてご紹介したいと思います。
今回の記事を読むことで、キューバ旅がかなり楽しいものになること間違いありませんので、要点を抑えていただければと思います。
目次
宿泊エリアは旧市街エリアが絶対に良い
地図を使ってハバナを俯瞰してみてみると、上記画像のようになります。ハバナの観光エリアは、大きく分けて「新市街」「旧市街」の2エリア。ホセ・マルティ国際空港からは約30分くらいの距離に位置しています。
この「新市街」「旧市街」の2エリアに観光見所、ホテル、レストランが集中していて、多くの観光客はどちらかに滞在しています。
ここで、どちらに滞在するかでキューバ旅の楽しさが大きく分かれるわけなのですが、圧倒的にオススメなのが「旧市街」です。
旧市街エリアをオススメする理由
なぜ、旧市街エリアがオススメかというと、キューバ@ハバナの中心地が旧市街エリアだからです。新市街エリアよりも旧市街エリアの方が観光スポットの数がたくさんあること、よりキューバらしさを感じられること、よって新市街ではなく旧市街エリアなのです。
宿泊施設はホテルではなく「カサ」という民宿にすべき理由
現地の生活を体験できること
キューバ旅では、ホテル滞在ではなく、個人経営の民宿のような宿泊施設の「カサ」が密かに人気を集めています。カサの良い所は、何と言ってもキューバの現地の生活を肌で体験できること。
それによって、現地の人との交流が生まれ、文化を知るキッカケとなるので、ホテル滞在での観光に比べると、より深く旅を楽しむことが出来るのは間違いありません。
ガイドブックには載らない歴代の旅人が残した「情報ノート」の存在
また、カサには情報ノートというものが存在し、過去にカサに宿泊した日本人が、キューバを楽しむための情報をノートに残してくれています。
情報ノートに記されている情報は、観光スポットだけではなく、美味しいレストラン、お得な観光の仕方、トリニダやバラデロのカサ情報や行き方など、かなり事細かに旅人が残してくれているので、読んでいるだけでもかなり面白いです。
ガイドブックには載ってない情報が満載なので、旅人気質のある人は、心をくすぐられること間違いありませんね。そんな僕もかなりくすぐられました。
ガイドブックだけではなく、インターネットでさえもなかなか出てこないキューバの情報が盛り沢山なのです。情報収集するためにカサに宿泊するというのが、キューバを旅する上で賢い選択となるはずです。
情報がないキューバ、インターネットを自由に使えないキューバでは、本当に頼りになりました。
旅人仲間の出会い
また、同じように情報を求めてやってきている旅人がいて、キューバを旅している日本人との交流も生まれやすいので、さらにもっと細かい情報を直接入手出来たり、一緒に街歩きをしたりする一期一会の出会いの楽しさが眠っていたりします。先輩旅人は色々と情報を教えてくれるので、本当に頼りになります。
一緒にご飯を食べに行ったり飲みに行ったりするのも旅ならではの楽しみです。日本で普通に生活していたら会えない人に出会えるわけなので何だか不思議な感覚になります。
カサの特徴
ベッドもシャワーもトイレもエアコンも完備されていてバスタオルも貸してくれます。部屋には鍵や貴重品BOXもあり、部屋の中もキレイで安全かつ快適です。
何より宿代が破格です。僕がハバナで宿泊していたカサは1泊10CUC(=約1,000円程度)で朝食付。そして、洗濯もしてくれる至れり尽くせりのカサで、かなり快適でした。
また、カサで出会った日本人と韓国人と一緒にタクシーを相乗りして、トリニダを一緒に旅したのもいい思い出です。思いもよらない出会いや旅が出来るのがカサの良さです。
カサの宿泊方法は、事前予約も出来るのですが、予約をせずに飛び込みで内見して、そのまま宿泊するのがカサの一般的なスタイルです。下記画像のイカリマークを逆さまにしたような看板を掲げている場所が「カサ」なので、このマークを見つけたらとにかく飛び込んでみてください。
カサを選ぶ際の注意点
↑イカリを逆さまにしたようなマークの看板を掲げている家がカサ(民宿)です。街を歩いているとたくさん見かけます。
大前提として、部屋の中を見せてもらってから宿泊するかどうかを決めましょう。そもそも部屋を見せることを拒むようなカサは、ろくなカサではないので選択肢から除外するように。
また、シャワーのチェック、ベッドのチェック、貴重品BOXの有無など、自分なりの「ここは譲れないチェックポイント」を持って内見させてもらうとスムーズかと思います。
1:カサの場所
なるべく観光しやすい中心地のカサを選ぶようにしましょう。おすすめエリアは旧市街にあるカピトリオ周辺、オビスポ通り周辺のカサにすることで、かなり観光しやすくなります。
特に女性一人旅の場合は、いくら治安の良いキューバでも、夜間はなるべく歩かなくてもいいようにオビスポ通り沿いのカサを選ぶと、レストランも近くにあるので、何かと便利かもしれません。
2:オーナーさんやスタッフに英語が話せる人がいること
キューバで驚いたことの一つとして、英語があまり通じないということです。みんなスペイン語を使います。
もし、あなたがスペイン語を理解できて少しでも話せるなら苦労しないと思いますが、スペイン語が出来ない場合は、英語が出来るオーナー・スタッフがいるカサを選んだ方がいいと思います。
思っている以上にスペイン語はワケが分かりませんし、思っている以上に英語が通じません。
3:日本人がいそうなカサを選ぶ
人によっては、日本人がいる場所を避ける人もいますが、キューバを楽しく旅するなら、現地情報をしっかり入手することに重きを置くべきです。それには、日本人からの情報がかなり有力になるはずです。
また日本人がいそうなカサを選ぶか選ばないかで情報ノートの質に大きく影響してきます。
情報収集という目的を果たすためにも、日本人がいそうなカサを選ぶということがキューバ旅を制する重要なポイントになるので、1泊くらいいいのではないかと思います。
旅仲間が出来ることで、楽しさが倍増するケースもありますしね。
まとめ
キューバ観光を思っている以上に楽しいものにするなら、宿泊先を「カサ」にするのが絶対条件だと僕は思います。
僕がハバナで宿泊していた伝説のカサ「ホアキナの家」についての宿泊記をまとめてありますので、ぜひ読んでみてください。ハバナでここ以上のカサは無いと思います。
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